試合結果
明治大学 45-12 早稲田大学
明治大学 333kg / 846kg
早稲田大学 311kg / 782kg
山谷レフリー、レフリングお疲れ様でした。
1st Scrum 0:27〜
早稲田大学陣10m-22m、明治大学ボールのスクラムです。
1本目はレフリーのコールとバインドするタイミングが合わず、組み直しとなりました。
2本目は、ヒットで明治大学が前に出るも反則無しでボールアウトとなりました。
セットアップから見ていきます。
明治大学は、HOが両PRの腰の真ん中をバインドする組み方でした。
バインドしてから手首を返しているため、肩が前に出て隙間を埋めやすくなります。
その反面、握る力が弱くなるため、バインドが外れやすいです。
バック5は、真っ直ぐセットしていました。
対して早稲田大学は、HOが両PRの脇付近をバインドしています。
背中の寄せ具合も綺麗ですし、セットアップの低さも素晴らしいです。
バック5は、1番側のみ角度を付けてセットしていました。
3番主導で押したいのではなく、フロントローの密着感を高めて、コンパクトに組む意図が見られます。
バインド時の3番の身体が真っ直ぐだった事とNo.8が低くセットしている事から予想しています。
ヒットは明治大学が優勢でした。
ヒットスピードだけ見れば、早稲田大学が優勢でしたが、ヒットした後に跳ね返っています。
体重差がある事に加えて、明治大学が内側に圧力を掛けてくるので、組み合ってからスクラムかズレやすいです。
単純な押し合いでは無いのが、スクラムの難しい所です。
移動した後は、お互い良い低さで組めていました。
Best Scrum 73:57〜
明治大学陣10m-22m、明治大学ボールのスクラムです。
組み合った後、明治大学が押し切り、早稲田大学がスクラムを故意に回したため、イリーガルホイールの反則を取られました。
両チームメンバーが交代しており、力の差が出てきたかなと考えてます。
セットアップは変わらず、明治大学は1st Scrumと比べて一段と低くセット出来ています。
対して早稲田大学は、1st Scrumと比べてフロントローが高かった印象を受けました。
股関節を上手く使えていれば、もう一段階は低くなれそうです。
ヒットはほぼ互角、低さで明治大学が上回っています。
明治大学1番が早稲田大学3番の懐に潜れている上、明治大学3番は早稲田大学1番を外側に弾けています。
この段階で、明治大学が押せる準備が整っていました。
組み合った後、早稲田大学が圧力を掛けるも、上下に波打ちながら前に出ており、押す度に浮き上がっています。
その間、明治大学は圧力に耐えながら低さをキープ、早稲田大学が浮き上がった所に畳み掛ける形で前に出ました。
No.8のボールキープも上手だったため、反則を貰えました。
欲を言えば、小股で前に出たい場面です。
大股で出てしまうと、足が地面から離れる時間が長くなり、その分だけ前に進む力が小さくなります。
押したい気持ちはよく分かりますが、その気持ちを抑えつつ、足を小さく踏み出して欲しいです。
明治大学は、反則を取れる場面がいくつかあり、セットプレーの強さは今年もありそうです。
良いフロントローも揃っています。
秋に向けてどこまで伸びるか、夏合宿の試合楽しみにしています。
早稲田大学は、FW総体重が800kgを超えてこれば、対抗戦でもスクラムが強みになりそうです。
今の低さに重さが加われば、更に良いスクラムが組めると予想してます。
特に、17番山口選手交代してから凄く良いスクラム組んでいました。
後半は疲れてきて押される場面が増えましたが、良いPRになれる素質があります。
個人的に凄くワクワクしています。
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