本日のテーマ
本日は、2024年度 関西大学春季トーナメント大会 決勝戦 京都産業大学 vs 関西学院大学の試合を解説していきます。
京都産業大学春季トーナメント3連覇おめでとうございます。
昨季苦しんだScrumの大幅改善に加えて、トライを取れる選手が豊富だった事が勝利の鍵となりました。
夏合宿に関東のチームに対してどれだけScrumを押せるか楽しみです。
対する関西学院大学も昨季から調子を上げてきています。
入替戦に出場した2021年度の試合も見てましたが、その時から比べて身体の大きさ・質が段違いに良くなっています。
関西学院高等部も力を付けて来ており、高校→大学の良い流れが出来ているのかなと感じます。
秋の覇権争いも楽しみですね。
それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。
試合結果
京都産業大学 73-49 関西学院大学
京都産業大学 336kg / 858kg
関西学院大学 315kg / 835kg
1st Scrum 8:08~
気になる1st Scrumは8:08~です。
関西学院大学陣ゴール前5m、関西学院大学ボールのScrumです。
組み合った後、京都産業大学がScrumを粉砕してT.O、そのままNo.8ポルテレ選手がゴールラインに飛び込みトライとなりました。
京都産業大学の強いScrumが復活しましたね。
セットアップは伝統のオーバーハンドを継続しています。
対する関西学院大学はフロントローの胸のラインを揃える形でセットしています。
重さで劣る分、密着度を高めて面で勝負したかったのかなと考えます。
バインドはほぼ互角でした。
ただ、関西学院大学側が100%の力で前に掛けており、自立が少なくなっています。
自立が少なくなるとその後のヒットで前に出る余力が無くなります。
今回の場合も、京都産業大学がヒットで膝を伸ばし切ったのに対して、関西学院大学は殆ど動けていません。
体重差があり、そこに対抗しようとして前に掛けたのが裏目に出ましたね。
ヒットの勢いのまま、京都産業大学が前に圧力をかけてScrumを粉砕しました。
1番側、3番側両方勝てている状況だったので、あとは3番主導で前に出るだけでした。
京都産業大学が取り入れているオーバーハンドのセットアップは、3番が前に出やすくなる反面、孤立しやすくなる特徴があります。
だからこそ、3番の個の強さがとても重要になります。
今回3番川口選手の身体が大きくなってたので調べてみました。
去年の関西Aリーグ決勝戦から6kgも増えていました。
100kgの壁を越えるのは才能がいると言われますが、そこから129kgまで伸ばせる事が素晴らしいです。
秋もエースナンバー3番を背負って、破壊力あるScrumを見せてほしいですね。
Best Scrum
記録するの忘れました。
終わりに
本日は、2024年度 関西大学春季トーナメント大会 決勝戦 京都産業大学 vs 関西学院大学の試合を解説しました。
関東も含めて京都産業大学のScrumを止められるチームがあるのか。
夏合宿でさらに鍛えたScrumを見るのが楽しみです。
管理人としては、読者の皆さんがScrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。
また良かったら拡散をお願いします。
本日もご覧頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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