京都産業大学 vs 青山学院大学

大学ラグビー
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青山学院大学陣ゴール前5m、青山学院大学ボールのScrumです。

1本目は組み合った後に両チーム身体が浮き上がってしまったため、組み直しとなりました。

体重差で40kg劣る青山学院大学が真っ向勝負を仕掛けた結果です。

バインド時に半歩ほど体重を掛けられている印象ですが、No.8まで殆どブレずにヒット出来ています。

FW全員の背中のラインが平行に揃っており、組み込んで来た事がよく分かります。

対して京都産業大学は伝統のオーバーハンドです。

天理大学戦からHOと3番が変わっており、どこまで精度高く組めるかが重要です。

ヒットは京都産業大学優勢、その後押し切れずに停滞しました。

理由は、バック5の踏み出す歩幅が大きかったため、2歩目以降が出ていません。

小股で進めばもう半歩前で組み合えています。

重さの優位性を活かして有利に進めたものの、押し切れずに組み直しとなりました。

2本目は、お互いスロットをズラして組みやすい位置に調整していました。

青山学院大学のHPからは確認出来ませんが、間合いやスロットに関して研究してる人が居そうです。

ただ、1本目と比べて京都産業大学のセットが早く、青山学院大学が後手に回っています。

自分達の間合いを確保しながら無理やりセットする事になり、結果としてScrum全体が後ろに下がっています。

この段階でマイナスからのスタートとなり、ゴール前の状況を考えると少し苦しいです。

組み合った後は、京都産業大学が浮き上がった所に対して低く真っ直ぐ組めており、上手く対処出来ています。

京都産業大学としては、バインド時まで優勢だったものの、その優位性を存分に活かせませんでした。

押す前の爆発力は素晴らしいので、その爆発力の方向を前に向けたいです。

青山学院大学陣ゴール前5m、京都産業大学ボールのScrumです。

組み合った後、京都産業大学が3番主導で前に出てScrumが崩れたため、青山学院大学がコラプシングの反則を取られました。

これぞ京都産業大学のScrumですね。

映像を確認しましょう。

セットアップの段階で、青山学院大学1番側の頭が少し鋭角になっている事が分かります。

これは、アングル気味に組みたいか相手3番に外側へ弾かれている証拠です。

どちらにせよ、身体が真っ直ぐでは無く、斜めを向いている事になります。

また、HO同士をみてみると、先手を取った青山学院大学が低く真っ直ぐセットしたのに対して、京都産業大学は潜るような形で頭を下に入れ込んでいます。

下げ過ぎると組み合った瞬間に崩れてしまうため、塩梅が難しい所です。

バインドはお互い掛け合っているため、拮抗しています。

先手を取れた青山学院大学が少し優勢ですが、1番側の左足が外側に流れています。

外に対する圧力が大きく、バインドで足を下げる際に流れてしまったと考えます。

組み合った後は、京都産業大学のが上から圧力を掛けて青山学院大学の体勢を崩しています。

京都産業大学3番が完全に青山学院大学HOと1番の間を割り切れた瞬間、圧力を強めて前に出ました。

それに追随する形でHO及び1番が前に出た事で、面として押せています。

結果的に、青山学院大学1番側がScrumを崩してしまったため、コラプシングの反則を取られました。

春は関西を圧倒した京都産業大学、ようやく強いScrumが見れました。

次の大東文化大学戦物凄く楽しみです。

引き続きScrum Love Clubでは、読者の皆さんがScrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

また良かったら拡散をお願いします。

本日もご覧頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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