本日のテーマ
本日は、ムロオ関西大学Aリーグ第4節 同志社大学vs摂南大学の試合を解説していきます。
同志社大学が最後まで追い上げるも、摂南大学が逃げ切る形となりました。
悔しいですね。
今季白星が無いので、残り3節は勝ち切りたいところです。
それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。
試合結果
摂南大学 34vs32 同志社大学
1st Scrum 2:20~
気になる1st Scrumは02:20~です。
摂南大学陣ゴール前5m、同志社ボールのScrumです。
同志社大学は良いセットアップでしたね。
バック5も押せる体勢を整えていました。
欲を言えば、もう少し低くなれると良かったかなと考えてます。
今回の場合だと、相手の高さに合わせてしまって、自分達も高くなり浮いています。
相手よりも肩半枚分低くなれると下を取れるので、その位置を意識したいですね。
それ以上低くなると、相手の下に潜り込んでしまい、姿勢を維持出来なくなります。
また、レフリーから見ても 頭が下がっているように見えるので、危険です。
ヒットは少し受けた印象です。
殆ど動いてなかったので良いのですが、ゴール前でマイボールだったので、押し切れたら最高でしたね。
最後、1・2番の間を割られているところは気になります。
相手が先に浮いているため、反則を取られることはないと思いますが、隙間が空いてそこに潜られています。
1番主導にするなら1・2番の寄りはとても大切になってくるので、改善していきたい部分ですね。
また、3番側ももう少し右側に張りたいところです。
外側からの圧力を抑え続けて、自分達が有利な状況を作る必要があるからです。
ヒットで前に出れなかった事も影響して、上手く抑えきれなかった印象です。
Best Scrum 89:55~
気になるBest Scrumは89:55~です。
摂南大学陣10m付近、同志社ボールのScrumです。
同志社2・3番が変わった状況、組み慣れている影響かフロントローの位置が1st Scrumと比べて揃っている印象でした。
身体も正対出来ていたので良かったです。
欲を言えば、クラウチの段階でもう少し胸を張れると相手にプレッシャーが掛かるので良いのかなと考えてます。
摂南大学側はクラウチの段階でフランカーに引いてもらうセットアップでした。
そのため、もう少し足が前でも良かったですね。
映像を見る限り、バインドの時点で足が流れてしまっているため、ヒットが上手くできていません。
組み合った後はいい姿勢を保てていたので、最初から出来るとより良い Scrumになるかなと考えてます。
ヒットはほぼ互角でした。
ただ、組み合った後、摂南大学18番が内側に流れています。
そのため、 Scrum全体の圧力が左側に流れて、摂南大学が煽られる形で推される結果となりました。
同志社大学としては、自分達がまとまりつつ、相手の体勢を崩す事で真っ直ぐ押し切る事が出来ました。
3番側も右肘が地面に対して平行になっており、相手に対して圧力が掛かっています。
それと、HOのコントロールも素晴らしかったですね。
あの状況で上手くコントロール出来るか出来ないかで、反則を貰えるかが変わってしまいます。
今回の場合は、イリーガルホイールを貰えるような押し方が出来たため、反則を獲得しました。
終わりに
本日は、ムロオ関西大学Aリーグ第4節 同志社大学vs摂南大学の試合を解説しました。
管理人も選手時代とコーチ時代に、2年連続で大学選手権を逃しています。
勿論、Aチームに引っかかった事も無いですし、コーチ時代もcoltsとDチームを担当していました。
それでも、チームとして勝てない苦しさは理解しています。
なので、OBとしては応援するのみです。
頑張れ同志社大学!!!(そしてチーム山口も)
Scrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。
本日もご覧頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
コメント