試合結果
浦安D-Rocks 27-21 豊田自動織機シャトルズ愛知
浦安DR 329kg / 901kg
S愛知 319kg / 880kg
1st Scrum 4:27〜
浦安DRゴール前5m、浦安DRボールのスクラムです。
1本目は間合いが合わず組み直し、2本目は安定してボールアウトとなりました。
浦安DRは、1戦目3番で出場していたセコナイア・ポレ選手が1番で先発出場しています。
スクラムを組んだ事がある人なら分かると思いますが、1番・3番をスイッチして組むのは物凄く難しい事です。
特に、3番の選手が1番に入るのは難しいです。
それを大事な入替戦で成し遂げたポレ選手に天晴です。
セットアップから見ていきましょう。
浦安DRの細かい点は分かりませんが、HO 藤村選手は両PRのお尻を付近を持って背中を寄せています。
腕では無く背中で寄せる事で、胸を張り低くなる事が出来ます。
また、肩が背中側に回るため、肩の分だけ両PRが密着しやすくなります。
その反面、通常よりも腕が頭から離れるため、ヒットの勢いでバインドが外れる可能性があります。
自分達がどういうスクラムを組みたいのか、そこを考えた上でセットアップを組み立てたい所です。
また、1番側のフランカーが角度を付けてセットしています。
本ブログで繰り返し説明している点、割れやすい1番をサポートするためです。
フランカーをされている方で、他のメリットを思いついた方は管理人まで連絡ください。
対してS愛知も、HO 大山選手も背中で寄せるセットアップでした。
小柄ながら今シーズンは入替戦も含めて全試合出場、後輩なので陰ながら応援しております。
バック5は、真っ直ぐセットしていました。
1戦目の感覚を踏まえた上で、真っ直ぐ勝負するのが得策と判断しています。
間合いはやはり遠い印象です。
この距離で組み合って崩れない両チームが凄いです。
Best Scrum 53:52〜
S愛知陣22m上、S愛知ボールのスクラムです。
組み合った後、殆ど動かなかったように見えました。
ボール投入後に浦安DRが圧力を掛けてスクラムを押し切り、S愛知がコラプシングの反則を取られました。
このスクラムを取り上げた理由は、浦安DRがレフリングの境界基準を作った事にあります。
1st Scrumから関谷レフリーが身体を上げる事・真っ直ぐ押す事をフロントローに伝えています。
スクラムは当事者の感覚では無く、レフリーの視点で判断されます。
そのため、この関谷レフリーの判断基準に沿ってスクラムを構築する事が大事になります。
そこに対して、浦安DRは対応出来た事になります。
バインド時の体勢を見ると、浦安DRが余裕ある状態に対して、S愛知が前のめりに掛かっています。
この前に幾つか圧力を受けて反則を取られており、その影響で全体的に前へ掛かったと考えてます。
組み合った段階で、浦安DR 1番が1時の方向・3番が11時の方向に圧力を掛けており、S愛知 HOに集まっています。
その状態でフッキングする事になるので、フッキング直後に煽られる結果となりました。
特に、浦安DR 1番からくる圧力が凄まじく、背中を折られる形で押されています。
少しアングル気味に見えましたが、レフリーは許容、そのままS愛知が反則を取られる結果となりました。
1番側が前に出て崩れるスクラムは、圧倒的に差が無い限りありません。
S愛知は、来年スクラムを更に鍛えてリベンジして欲しいですね。
浦安DRは来年こそ入替戦回避・PO進出を目指して欲しいです。
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