BR東京 vs 相模原DB

BR東京
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本日のテーマ

本日は、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1第2節 リコーブラックラムズ東京 vs 三菱重工相模原ダイナボアーズの試合を解説していきます。

AT力に定評のあるBR東京とDF力に定評のある相模原DBの一戦でした。

両チーム昨季は下位に沈んだ事もあり、今季は上位への巻き返しを図りたいところですね。

若い選手が台頭してきているため、シーズン中の成長に期待が掛かります。

それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。

試合結果

三菱重工相模原ダイナボアーズ 25vs17 リコーブラックラムズ東京

相模原DB 330kg / 884kg

BR東京 321kg / 888kg

1st Scrum 13:32~

気になる1st Scrumは13:32~です。

BR東京陣22m内、BR東京ボールのScrumです。

1本目は組み合った後、Scrumが崩れたため組み直しとなりました。

体格差もそこまで無い両チームですが、昨シーズンの反省を活かしてScrumに力を入れてきた印象です。

怪我からの復帰者や新加入選手を含めてメンバーも変わりました。

少しバインドの際に、相模原DB側が前に掛けすぎている印象です。

セットアップから殆ど動かないBR東京に対して、相模原DB側が大きく動いている事を考えると、自立が出来ず前に体重が掛かってしまったのかなと考えられます。

2本目はヒットでBR東京が優位にたちました。

総体重だけ見ると差はありませんが、バック5の重さで勝るBR東京がヒットで勝ちましたね。

この試合全体を通してバック5の伸びが非常に良かった印象です。

また、BR東京がバインドを先にとれた上で、相模原DBよりも低い位置を確保出来ていました。

先にバインドを取られた相模原DBは、No.8までが足を後ろに下げて位置を調整しています。

圧力を掛けるタイミングと足を下げるタイミングが重なったことも影響していますが、バインドの時点で勝敗が決まっていたのかなと感じています。

セットアップまでは自分達で完結しますが、バインド以降は相手の出方によって結果が変わります。

マシーンだけだとこの部分の感覚が掴めないので、出来る限り対人経験を積むのが良いのかなと考えてます。

8対8が組めない状況でも、1対1から4対4まで人数をコントロールしながら、Scrum力を鍛える事が出来ます。

両チーム、セットアップは良かったからこそ敢えてセットアップ後に触れてみました。

今回は、少し前に出たところでScrumが崩れたため、ボールアウトとなりました。

Best Scrum 47:19~

気になるBest Scrumは47:19~です。

ハーフライン付近、BR東京ボールのScrumです。

1本目はBR東京がヒットで前に出るもScrumが崩れて組み直しとなりました。

BR東京側が1st Scrumから一貫して良いヒットが出来ていたので、相模原DBとしては苦しい状況です。

特に、バインドの段階で1番側の姿勢が崩れてしまっていたため、ヒットで上手く前に出る事が出来ません。

左足が少し外側に流れていたため、もう少し真っ直ぐ組めると良かったかなと感じています。

また、バック5もヒットの前に足が滑ってしまい、良い姿勢が取れて無いです。

バインドの際に足を下げると、どうしてもこのリスクがあるので出来る限り下げない、もしくは下げ幅を小さくするのが良いのかなと考えてます。

2本目も同様にBR東京が前に出ましたね。

ヒットで受けてしまった相模原DBは、全体的に頭が下がっており、立て直すためには足を後ろに下げるしかない苦しい状況でした。

対するBR東京はフロントローが良い姿勢を保てており、重たいバック5の押しをしっかりと貰えている状況です。

そのため、体勢を立て直すために相模原DBが足を下げるも、BR東京が見逃さず前に圧力を掛けて前進、最後にScrumが崩れたため、相模原DBがコラプシングの反則を取られました。

BR東京は押す際に身体が浮き上がらず、逆に相手を浮かせるぐらい低く組めていたのが良かったですね。

欲を言えば、もう少し歩幅を小さく出来ればより良い押し方になったかなと考えています。

若いフロントローなので、今後の成長にも期待が掛かります。

終わりに

本日は、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1第2節 リコーブラックラムズ東京 vs 三菱重工相模原ダイナボアーズの試合を解説しました。

管理人の健康状態も回復し、いよいよLeagueOne開幕となりました。

今季はどのチームが優勝するのか、非常に楽しみなシーズンですね。

年末年始はラグビー三昧に出来るように、今から良い準備をしていきたいですね。

Scrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

本日もご覧頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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