本日のテーマ
本日は、
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第6節 交流戦 相模原DB vs 東京SG
の試合を解説していきます。
非常に熱い一戦でしたね。
昨シーズンBest4だった東京SGがラストプレーまで追い詰められる展開を誰が予想したでしょうか。
勝ち点では9位に沈んでいますが、これから巻き返しを期待したいところです。
東京SGは2試合連続で接戦をものにしています。
これを機に王者奪還に向けて邁進して欲しいです。
それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。
試合結果
東京サントリーサンゴリアス 36 vs 34 三菱重工相模原ダイナボアーズ
相模原DB 338kg / 885kg
東京SG 330kg / 882kg
1st Scrum 03:29~
気になる1st Scrumは03:29~です。
東京SG陣10m付近、相模原DBボールのScrumです。
ヒットは東京SG優勢でした。
ただ、組み合った後は殆ど動かず、そのままボールアウトとなりました。
東京SGがプレッシャーを掛けるかなと思ってたのですが、相手ボールだったため難しかったですね。
相模原DBのセットアップ綺麗でしたね。
フロントロー、バック5のお尻の位置が揃っており、セットプレーに時間を掛けてきた事が分かります。
対する東京SGも王座奪還に向けて、更なるセットプレーの強化をしてました。
両チームのセットアップが非常に似ており、1番側のフランカーが斜めにセット・3番側は相手に対して真っ直ぐセットしていました。
Scrumの構造上、1番側が外側に割れやすいので理に適ってるセットアップかなと考えています。
そして、昨季と比べてフロントローが若返りましたね。
それだけ若い戦力が這い上がってきています。
組み合った後の姿勢も非常に綺麗で、お手本のようなScrumでした。
ヒットで若干受けた相模原DBも、低くまとまる事で東京SGの圧力に耐え切りました。
この後の2本目からScrumでプレッシャーを受け始めるのですが、1st Scrumは上手くいっていましたね。
このScrumを継続出来ると、この試合もモノに出来たかも知れません。
セットプレーは本当に大切です。
Best Scrum 35:23~
気になるBest Scrumは35:23~です。
相模原DB陣ゴール前5m、東京SGボールのScrumです。
1本目はお互いの間合いが合わず組み直しとなりました。
映像を見てる限りは、それまでScrumでプレッシャーを受けていた相模原DBが前に掛けすぎたように感じてます。
組み合う前にレフリーから注意喚起が入っていたため、そこに意識が集中してしまいましたね。
2本目はヒットで東京SGが前に出ました。
1st Scrumから一貫してヒットで優位に立てており、相模原DBとしては苦しい展開でした。
ただ、セットアップの段階で少し前に体重が掛かっており、フロントローとしては気持ちよく組めなかったのかなと感じています。
ロックが膝を浮かす際に、お尻が大きく動いてしまった影響が考えられます。
1st Scrumでは非常に綺麗なセットアップだったため、それを継続したいところです。
組み合った後は、相対的に有利だった3番側から前にプレッシャーを掛けて、コラプシングの反則を獲得しました。
3番だけでなく、1・2番も同じように前に出れているため、相手を崩し切ることが出来ました。
欲を言えば、STを見たかったですね。
敵陣ゴール前5mでマイボールScrumのシーンは非常に貴重なので、ある度にワクワクしています。
DFプレッシャーが激しく、序盤ミスからの失点が続いていた東京SGでしたが、このScrumから反撃の狼煙を上げました。
後半リザーブメンバーが入ってきて、力関係が変わりましたが、それまでは小林選手・細木選手と言った若い力がScrumを牽引しています。
代表監督の目にどう映ったか分かりませんが、24年のテストマッチメンバー入りを期待しています。
相模原DBとしては、ここを耐えきり22点差のリードのまま後半を迎えたかったところですね。
強豪チームに対しても自分達のラグビーを体現出来ているため、次節以降勝利を願います。
まとめ
本日は、
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第6節 交流戦 相模原DB vs 東京SG
の試合を解説しました。
相模原DB旋風の再来、東京SGの王座奪還に向けて引き続き応援していきたいところです。
Scrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。
本日もご覧頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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