埼玉パナソニックワイルドナイツ vs 静岡ブルーレヴズ

埼玉WK
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試合結果

埼玉パナソニックワイルドナイツ 37-22 静岡ブルーレヴズ

埼玉WK 345kg / 914kg

静岡BR 316kg / 886kg

1st Scrum 03:54〜

ハーフライン付近静岡BR陣、埼玉WKボールのスクラムです。

組み合った後、崩れましたが反則なくボールアウトとなりました。

静岡BR 3番の崩れ方が異常だったため、怪我が無いか心配になります。

セットアップから見ていきます。

埼玉WKは、HOがレフリーの示した位置に足を合わせてから、1歩後ろに下げます。

そこから右足を固定した状態で、左足を後ろに下げる事で、身体を沈めています。

バインドは1番→3番の順番、1番はHOと同じ位置/3番は半歩前にセットしています。

バック5は真っ直ぐ、フランカーが気持ち前目にセットする事で、フロントローを外側から包み込んでいます。

レフリーと隠れているのでセットアップ時からの推測になりますが、フロントローの向きは、↗️↗️↖️と予想します。

LeagueOne屈指の重さがあるため、そこを活かしたい意図が考えられます。

対して静岡BRは、レフリーが示した位置から半歩左側へ動かしています。

前節までのスクラムから、静岡BRは相手3番を1番・HOで挟み込むスクラムが多い事がわかっています。

今回も同様に、埼玉WK 3番を挟み込むためスロットをズラしたと考えています。

セットした位置から、左足を後ろに下げる事で沈み込み、その位置にPRがバインドしています。

1番→3番の順番、1番はHOより1歩前でアングル気味/3番はHOと同じ位置で真っ直ぐセットしていました。

もしかすると、3番側は真っ直ぐよりやや内側、11時の方向を向いているかも知れません。

そのため、フロントローの向きは↗️⬆️↖️になります。

1番がアングルをつけて極端に頭の入り口を狭くする事で、埼玉WK 3番が窮屈になります。

間合いが近ければ近いほど、頭を置くスペースが無く、組み辛くなります。

アングルをつける際、HOから身体が離れずにセット出来る場合は有効です。

身体が離れてお尻が外側に割れてしまうと、HOとの密着感が無くなり、中身がスカスカのスクラムになります。

バック5は、フランカーのみ角度をつけてセットしていました。

3番側の方が1番側よりも角度がきつく、フロントローの身体の向きに合わせてセットしていると考えています。

バインドは静岡BR優勢、先手を取れている事に加えて、バインドする直前にバック5が伸びる事で、バインドした瞬間に圧力を乗せる事が出来ます。

通常であれば、バインドしてからバック5が膝を浮かせる/PRが足を下げる事が多いです。

だから、静岡BRのようにバインドする前に膝を浮かせる事が出来たら、バインド時から圧力を乗せられます。

フロントローがバック5の圧力をコントロールしながら自立する必要はありますが、鍛錬を積めば可能です。

バインドで静岡BRが圧力を掛けたため、埼玉WKのフロントローが窮屈になります。

ヒットも静岡BR優勢、バインド時に窮屈になった影響で埼玉WKがヒットで前に出られません。

ただ、組み合った地点から埼玉WKが動かず、静岡BR フロントローが前後の圧力を受けて左右に割れた印象でした。

その状態で、埼玉WKが前に圧力を掛けたため、静岡BR側が折れるように崩れました。

両チーム低く組んでおり、沈み込む圧力があったため、お神輿にならず崩れたと考えています。

それにしても、崩れ方が危険だったため、両チーム怪我が無いか心配です。

Pickup Scrum 41:48〜

埼玉WK陣10-22m、埼玉WKボールのスクラムです。

組み合った後、静岡BRが圧力を掛けて押し切り、埼玉WKが反則を取られました。

頭が浮き上がっている事から、ヘッドアップの反則です。

埼玉WKの組み方に対しては、この組み方が有効だろうなとぼんやり考えていましたが、良い対策が見つかりました。

セットアップから見ていきます。

埼玉WKは、1st Scrumと同じような形でした。

ただ、1st Scrumと比べて3番が半歩後ろに下がっており、HOと立ち位置が揃っています。

映像の角度も影響していますが、頭の位置から推測すると、身体が下がっています。

対して静岡BRは、1st Scrumと比較して、3番が真っ直ぐ⬆️を向いている、HOが↗️を向いています。

そのため、フロントローの向きは、↗️↗️⬆️になります。

スロットを左側へズラしており、HOと3番は間にアプローチしたい意図が考えられます。

バック5は変わらずでした。

ヒットは静岡BR優勢、組み合った後に静岡BR HOが沈み込み上から圧力を掛けています。

日野選手の身長を考えると、低い位置から更に下に圧力を掛けられるため、頭が下がりバインドが緩くなります。

埼玉WK 3番は、半身ズレた位置から静岡BR 1番にアングル気味に入られています。

アングル気味の1番に対して真っ直ぐ組む。ここまではセオリー通りですが、真っ直ぐ組む際に自身の身体が傾かないようにする事が重要です。

1番がアングル気味に組んでくる場合、3番の右肩や右腕が頭よりも後ろになる事が多いです。

試してみたら分かりますが、頭より後ろに腕がある時は、力が入りにくいです。

今回の場合は、静岡BR 1番がアングル気味に組んでいるところに対して、圧力を掛けられていないため、煽られる形で押されました。

埼玉WK 1番側は組み合った段階で左足が1歩外側に流れて、身体が外側に傾いています。

身体全体が外側に流れていないのは、クレイグ ・ミラー選手の強さだと言えますが、この体勢で組み続けるのは難しいです。

寄りながら耐えようとした所、静岡BR 1番側からくるアングル気味の圧力/静岡BR 3番の間を割りにくる圧力を受けて、分断されています。

結果的に身体が浮き上がり、ヘッドアップの反則を取られました。

Best Scrum 51:47ー

埼玉WK陣10-22m、静岡BRボールのスクラムです。

組み合った後、埼玉WKが3番を軸に押してスクラムが回転したため、静岡BRがイリーガルホイールの反則を取られました。

埼玉WKがセンターラインを超えた状態で、スクラムが回転したため、イリーガルホイールの反則となります。

静岡BRの組み方に対して、埼玉WKが良い形で組み合いました。

セットアップから見ていきます。

埼玉WKは、Pickup Scrumと比較して密着感を意識したのか肩を出す動きが小さかったです。

Pickup Scrumでは勢いよく開いていた所を、Best Scrumでは軽く開く程度にしています。

フロントローの向きは↗️⬆️⬆️でした。

対して静岡BRもフロントローの向きは↗️⬆️⬆️でした。

1番が前に出て組む所は変わらず、アングル気味に挟みながら、3番を軸に前に出たい意図が考えられます。

オフフィールドレビューの影響により、フランカーの位置に11板が入っています。

Pickup Scrumと比較して、フランカーの角度がきつい事が印象的でした。

ヒットは埼玉WK優勢、組み合った後に3番側へ圧力を集めており、スクラム全体が動いています。

組み合った直後、HO坂手選手がアングルを変えて静岡BR HOに圧力を掛けています。

スクラムの内部にいるHOが、右組み合った後にアングルを変えられる事が驚きです。

今回は、右腕をバインドした位置から後ろに下げる事で身体を傾けています。

フロントロー全員の方向が↗️を向いている上に、静岡BR 3番が内側に傾いている事から、スクラムが埼玉WK 3番を軸に回転したと考えています。

内側から崩せないなら外側から、外側で崩した後に内側から更に崩す。

研究が必要な部分なので、引き続き映像を確認します。

『スクラムをシンプルに分かりやすく』

日頃からScrumLoveClubをご覧頂きありがとうございます。

今後も精力的に活動しますので、引き続き宜しくお願い致します。

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