明治大学 vs 筑波大学

大学ラグビー
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本日は、大学ラグビー 菅平合宿 2024 練習試合 明治大学 vs 筑波大学の試合を解説していきます。

筑波大学勝利おめでとうございます。

合宿中なので疲労度に差はありますが、80分間通してコンタクトで互角に戦えています。

その上、前後半でメンバーが入れ替わる事なく走り抜きました。

相当基礎トレーニングを積んできた事が分かります。

対する明治大学も良いプレーが多かったものの、少し足が止まっていた印象です。

Scrumも圧倒的に勝てず、判定に助けられた部分が多いですね。

秋の王座奪還に向けて頑張って欲しいところです。

それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。

試合結果

明治大学 31-35 筑波大学

明治大学 319kg / 825kg

筑波大学 309kg / 808kg

1st Scrum 2:30~

気になる1st Scrumは2:30~です。

明治大学陣10m-22m、筑波大学ボールのScrumです。

1本目は間合いが合わず組み直しとなりました。

通常と比べても間合いが遠く、バインドする際に明治大学が前に出る形で間合いが詰まっています。

バインドで先手を取れたため、前に圧力が掛かった影響です。

レフリーから1番檜山選手側が前に出ていると指摘を受けているので、立ち位置を少し変更する必要があります。

対して、筑波大学は3番茨木選手側が内側に傾いている指摘を受けています。

足の動きを見ても、内側に圧力を流したい事が伺えます。

また、セットアップの段階で意図的に距離を取っています。

ヒットスピードで勝負したかったのかなと推測します。

例年よりも重たいですが、昨年の上位校と比べると体重差があるため、間合いを広く取りたいのは頷けます。

それと、HO前川選手の背中の柔軟性が素晴らしいですね。

握り直している点は惜しいですが、背中の寄せ具合が良く、胸を張る事が出来ています。

HOは首や胸を使って相手と勝負するポジションなので、使う部位の柔軟性が高いほど有利に組む事が出来ます。

筑波大学は、身体の使い方が上手い印象なので今後も楽しみです。

組み直し2本目も同じぐらい間合いが遠いScrumでした。

組み合った後Scrumが崩れて、明治大学がコラプシングの反則を取られました。

バインドの段階で筑波大学3番茨木選手の肘が地面に対して垂直だったため、崩れるのは予想していました。

結果的に崩れましたが、タッチライン側の方が先に崩れています。

推測ですが、筑波大学1番二重選手が少し角度を付けたところに対して、明治大学3番倉島選手が内側に入って崩したのかなと思います。

HO前川選手が真っ直ぐ入って来ているので、逃げ場が無く、姿勢を立て直せなかったためScrumが崩れました。

筑波大学はセットアップからScrumが崩れるまで殆ど足を動かしていません。

対して明治大学はバック5のスパイクが地面から滑っており、あまりフロントローに圧力を伝えられていません。

ポイントの長さやスパイクの種類も含めて色々考えたいところです。

それ以上に、Scrumの基礎練習をどこまで積み上げてきたかが重要なんですけどね。

重戦車の復活を期待しています。

Best Scrum 85:01~

気になるBest Scrumは85:01~です。

明治大学陣22m内、明治大学ボールのScrumです。

4点差を追う展開、Scrumを起点に逆転したい明治大学がプレッシャーを掛けてヘッドアップの反則を獲得しました。

ようやく明治大学らしいScrumが見られました。

HO 山本選手が両PRの肩をしっかり抜けており、真っ直ぐ勝負出来る状況を作れています。

欲を言えば、クラウチの段階であと握り拳1個分肩のラインを下げたいところです。

また、3番木谷選手のバインドの張り方も良かったですね。

懐に潜られていたものの、1時の方向に張り切っているため、筑波大学1番小澤選手が外側に流れています。

あとは足の下げ幅が小さくなれば、今よりも早く姿勢を整える事が出来ます。

後半の筑波大学は、kickoff直後のScrumからアングルを複数回取られていたので、明治大学としては、そこを上手く狙えたセットアップでした。

この点は、合宿中に修正出来る範囲なので修正して欲しいですね。

また、前半と比べると、セットアップの際のフロントローが高くセットしており、明治大学の重さに苦しみました。

ヒットはほぼ互角でした。

ただ、組み合った段階で筑波大学のフロントローに隙間が生まれており、明治大学がそこに入り込んでいます。

1番伊藤選手が真っ直ぐ組めていた事及び3番木谷選手が相手1番とHOの間を割れていた事が功を奏し、押し切る事が出来ました。

最後押し切る際に、どちらの方向に押すか舵取りが上手くいってなかったので、次の試合ではそこを修正して欲しいですね。

秋の再戦が楽しみです。

終わりに

本日は、大学ラグビー 菅平合宿 2024 練習試合 明治大学 vs 筑波大学の試合を解説しました。

いよいよ菅平合宿シーズンが始まり、秋のリーグ戦が近づいてきました。

今年はどのチームが優勝するのか、関東も関西も目が離せません。

管理人としては、読者の皆さんがScrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

また良かったら拡散をお願いします。

本日もご覧頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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