横浜E vs S東京ベイ

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本日のテーマ

本日は、NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 D1 第10節 横浜キヤノンイーグルス vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ の試合を解説していきます。

昨年の王者クボタスピアーズ船橋・東京ベイと3位横浜キヤノンイーグルスの一戦でした。

今節も面白い逆転劇が続きますね。

クロスボーダーマッチから先発している岸岡選手の活躍が素晴らしかったです。

出番が無い時から日々の練習の中で自分に向き合ってトレーニングを積んできたのだと考えています。

対する横浜Eは厳しいシーズンが続きますね。

勝ち点で神戸Sと並んでいるので、来節以降はPO進出に向けて、より負けられない戦いが続きます。

南アフリカ代表の2人が居ないからこそ、勝ち星を上げて欲しいです。

それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。

試合結果

横浜キヤノンイーグルス 26 vs 29 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 338kg / 887kg

横浜キヤノンイーグルス 310kg / 858kg

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE HPより

1st Scrum 4:28~

気になる1st Scrumは4:28~です。

S東京ベイ陣22m内、S東京ベイボールのScrumです。

横浜Eは相手に対して真っ直ぐのセットアップでした。

6番もロックに密着して、首を使って1番を内側に寄せています。

そのため、フロントローのまとまりも高まり、バック5の押しをより相手のフロントローに伝える事が出来ます。

対する

対するS東京ベイは、久しぶりにオペティ・ヘル選手が先発へ戻ってきました。

バインドの際の姿勢も非常に良くなっており、怪我の間に鍛錬を積んできたのだと考えています。

ただ、トイメンが管理人一推しの岡部選手だったため、相性が悪かったですね。

セットアップは、画面手前7番側の姿勢を見ると、相手に対して真っ直ぐセットしています。

重量FWが揃っているS東京ベイに合っていると考えています。

以前、高校生にScrum sessionをした際にフランカーのつき方について聞かれた事があります。

自分達がどういうScrumを組みたいかによって角度や寄せ方変わるので、一概に言えないんですよね。

短いScrum sessionの中で伝えきれない事も多いので、ブログを通して発信していきたいところです。

バインドは横浜E優勢でしたね。

自立したセットアップを意識しているのか、スクエアにセットしています。

そのため、バインドの際も殆ど足を動かさず、身体を下げません。

対するS東京ベイはスプリットでセットしており、足を下げる必要があります。

今回は足を下げたタイミングに、横浜E側から圧力を受けたため、Scrum全体が後退しています。

フロントローが後ろに下がると、ロックが姿勢をとるスペースが無くなり、セットした位置から移動する必要があります。

動く事でフロントローから肩の位置がズレてしまうため、押しが弱くなってしまいます。

No.8が後ろに下がる事で対応していますが、後手に回りましたね。

ヒットも横浜E優勢でしたね。

先程も書きましたが、バインドの段階で優劣がハッキリしていました。

ただ、組み合った後、Scrum全体が内側に流れで崩れたため、横浜Eがアングルの反則を取られました。

ヒット後に横浜E 1番側が正対しながらHOに寄れており、良いScrumが形成されています。

また、S東京ベイ 3番側がセットアップの段階から内側を向いてセットしています。

そこから、S東京ベイ側が内側に入りながらScrumを崩したとも考えられます。

一瞬の判断が求められるため、難しい部分もありますが横浜E側には厳しい判定でした。

Best Scrum 56:27~

気になるBest Scrumは56:27〜です。

ハーフライン付近、横浜EボールのScrumです。

S東京ベイが18点差を追う中、レッドカードで1人欠く非常に厳しい展開です。

フロントローが交代しており、仕切り直して攻めに転じたい状況でした。

1本目は組み合った後、Scrumが安定せず組み直しとなりました。

両チーム、バインドで足を殆ど動かさないため、全体的にコンパクトなScrumです。

横浜E 1番側岡部選手がヒットで良い具合に出られていますが、S東京ベイ1番側 紙森選手もセットアップの段階から良い位置を確保しており、前に出られています。

そのため、Scrum全体が回転する結果となりました。

どちらかと言えば、ヒットで横浜Eが優勢だったため、安定すれば面白かったかなと考えます。

2本目は、組み合った後にScrumが崩れて横浜Eがコラプシングの反則を取られました。

1本目同様にコンパクトなセットアップでしたが、横浜Eが少し足を下げたタイミングでS東京ベイが上手く相手に圧力を掛けています。

そのため、横浜Eのバック5が僅かに後ろへ下がっており、ヒットするタイミングもズレています。

良いヒットスピードだったのですが、バラけてしまっていたため、ぶつかってから押し返される結果となりました。

S東京ベイは8人がまとまっており、ヒットで受けた後に盛り返す事が出来ています。

その後、お互い前に圧力をかけ続けた結果、横浜E 3番側が引く形でScrumを崩したため、反則を取られています。

余談ですが、S東京ベイのフロントローは、管理人にとって夢に見た並びです。

高校・大学・社会人のタイミングで、その時の学生No.1と感じた選手が揃いました。

もっとこの並びでのScrumを見たいです。

来節以降、楽しみにしています。

まとめ

本日は、NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 D1 第10節 横浜キヤノンイーグルス vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ の試合を解説しました。

POMの岸岡選手は、ラグビーの裾野を広げる活動も全国的にされており、同年代として尊敬するばかりです。

管理人もScrumの魅力を広げられるようにブログの更新とスポットコーチ活動頑張ります。

Scrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

本日もご覧頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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