横浜キヤノンイーグルス vs 東芝ブレイブルーパス東京

BL東京
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試合結果

横浜キヤノンイーグルス 19-41 東芝ブレイブルーパス東京

横浜E 310kg / 846kg

BL東京 335kg / 866kg

1st Scrum 03:36〜

横浜E陣10-22m、横浜Eボールのスクラムです。

組み合った後、スクラムが崩れて、BL東京 3番がコラプシングの反則を取られました。

バインド時に低くなってから組んでおり、その時に頭が下がったと考えています。

セットアップから見ていきます。

横浜Eは、HOがセットした所に両PRがバインドしています。

スロットは被るような位置でした。

1番岡部選手の右腕を挙げるルーティンも健在です。

身体を回転させる事で、HOの脇から肩を出していました。

肩を出す時に、外側へ身体を開くと、HOと隙間が出来て密着感が無くなります。

バインドした位置で肩を出すなら、横浜Eのようなコンパクトな動きが良いです。

フロントローの方向は、↗️⬆️↖️でした。

バック5は、1番側のフランカーのみ角度を付けていました。

1番 岡部選手の身体の向きに沿うようにセットしています。

対してBL東京は、HOがセットしてから少し右足を下げました。

動き幅から考えると、大きな影響はありません。

バインドは、1番→3番の順番でした。

1番 木村選手の立ち位置が今季1歩後ろになっており、気になっている部分です。

スプリット(足の上下の開き)の幅も気持ち大きくなっており、怪我の影響があるのかなと考えています。

3番 ヴェア ・タモエフォラウ選手は、右腕を真っ直ぐ前に出して、自分の身体を入れる位置/押したい方向を整理してセットしていました。

自分のやる事を明確にする/同じセットアップをする意味で、ルーティンは大事かなと考えています。

セットが遅くなるのは、本末転倒ですが。

BL東京は、3番を軸に押す事が多いです。

フロントローの向きは、↗️↗️↖️でした。

3番側は真っ直ぐの可能性がありますが、映像を見る限りは、身体が内側に入っていると感じました。

バック5は、3番側のフランカーのみ角度を付けてセット。フランカーの角度からも、3番が内側に傾いている事が考えられます。

バインド時、両チームともに画面手前側(横浜E 3番/BL東京 1番)に引っ張られる形で、スクラムが傾いています。

足を動かすタイミングが同じなので、支える足が無くなり、傾いたと考えています。

組み合う前の距離が殆どなく、間合いが詰まった状態で頭が下がっていたため、組み合った後すぐに崩れました。

Pickup Scrum 61:58〜

横浜E陣ゴール前5m、BL東京ボールのスクラムです。

組み合った後、横浜Eが押し切ってT.Oしました。

セットアップの段階で、BL東京が半身ズレていた事が気になりました。

映像を確認すると、HOがセットする段階で1歩左側へズラしていました。

フロントローの立ち位置を見ると、1番がHOの1歩後ろ/3番はHOと同じ位置で↖️を向いていました。

横浜E HOを挟み込んで、安定したスクラムを組みたかったのかなと考えています。

ただ、ゴール前で角度を付けたスクラムを組むと、反則に繋がる可能性があるので注意したいです。

予想と反して、バインド時にBL東京全体が左側へ動きました。

横浜E HO中村選手がBL東京 HO酒木選手と3番小鍛冶選手の間に頭を置いており、分断される形で、スクラム全体が動いています。

横浜E フロントローが↗️を向いているのに対して、BL東京は半身ズレた状態で真っ直ぐ向いています。

この段階で、横浜Eが有利なスクラムを組めるのは明らかですね。

組み合った後、体勢を立て直しますが時既に遅し。横浜Eが面でアングル気味に圧力を掛けて、T.Oしました。

その後、T.Oしたボールを6番ビリー・ハーモン選手が拾いトライまで持っていきました。

ゴール前スクラムは、相手ボールでも圧力を掛ければチャンスが生まれます。

反則は良く無いですが、逆ST狙いに行く気持ちで組んでも良いのかなと考えています。

横浜E Goodスクラムでした。

Best Scrum 41:35〜

BL東京陣10-22m、BL東京ボールのスクラムです。

組み合った後、BL東京が面で前に出てスクラムが崩れたため、横浜Eが反則を取られました。

崩れる前にアドバンテージが出ているため、故意にスクラムを回転させるイリーガルホイールだと考えています。

バインドまでは横浜Eが優勢でした。

先手をとれた上に、フロントローが低い位置を確保出来ています。

ただ、HOを中心にハの時に割れている点は気になりました。

1st Scrumも同じような身体の向きですが、1st Scrumと比較して左右の広がりが大きい印象を受けました。

対してBL東京は、身体の向きは変わらないものの、HOが浮かされています。

横浜E HO庭井選手の頭が、BL東京 HO酒木選手と3番ヴェア ・タモエフォラウ選手の間にあり、そこを起点に浮かされています。

1番同様、この位置に頭を置けば、相手を浮かせられる事が分かります。

その後、バインドの間にお互い間合いが詰まり、ヒット出来る隙間が無くなりました。

組み合った後、BL東京 3番ヴェア ・タモエフォラウ選手が右腕を後ろに引いて背中を寄せています。

背中を寄せて胸を張りながら、右肘を地面と平行にして絞る事で、横浜E 1番岡部選手の体勢を崩しています。

また、腕を引いた段階で内側に傾いていた身体を真っ直ぐにしています。

1回の絞りで崩しきれなかったため、再度右腕を絞って、窮屈な体勢を演出しています。

崩しきれそうな場面で、HO及び1番が左側から圧力を掛けてくれたため、さらに外側へ圧力を掛けながら前に出ました。

開幕節から不安定なスクラムが多く、気になっていたので、力強い3番主導のスクラムが見れて良かったです。

『スクラムをシンプルに分かりやすく』

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