Japan vs America

日本代表
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本日のテーマ

本日は、太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2024 Japan vs Americaの試合を解説していきます。

あと一歩で勝利という所でしたが、反則からPGを決められて同点となりました。

コンタクトやセットプレーで体格差に苦しみながらも、試合終盤までリード出来ていた点が素晴らしかったですね。

特に、序盤にニーリングの反則を取られていましたが、3本目辺りから修正しています。

Japanの低く鋭いScrumは海外チームにとって脅威になります。

ただ、今回のように押し潰される可能性もあるため、良い塩梅を見つけていきたいですね。

エコパでの勝利を期待しています。

それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。

試合結果

Japan 17-17 America

Japan 244kg / 641kg

America 268kg / 673kg

1st Scrum 3:25~

気になる1st Scrumは3:25~です。

Japan陣10m-22m、AmericaボールのScrumです。

組み合った後、Japanが先に仕掛けたと判断されアーリーエンゲージの反則を取られました。

Japanのセットアップは本当綺麗ですね。

特に、4番佐藤選手・5番吉村選手のロック陣の姿勢の低さが素晴らしいですね。

頭を下から潜り込ませる事で奥に頭が入りやすくなり、組み合った後に抜けにくくなります。

また、奥にある事でフロントローが寄せた際に頭が引っ掛かりにくくなります。

重さで劣る場面が多い中、タイト5の密着度を高めて真っ直ぐヒットが出来れば勝機が見えてきます。

対するAmericaは、バック5が真っ直ぐセットするオーソドックなセットアップでした。

お尻の位置が綺麗に揃っており、同じ方向に圧力を掛けられています。

6番Rachel Ehrecke選手の肩が外れている事だけは気になりますが、それ以外は綺麗なセットアップでした。

バインドはJapanが先手を取れています。

3番北野選手の張り方が上手で、相手1番の左足に体重を乗せられています。

総体重で30kg以上差がありながら、互角以上に組み合えていた要因の1つです。

欲を言えば、肘が地面と平行になる位置で張りたいですね。

そうすれば今よりも相手の体勢を崩しながら、自分の姿勢を整える事が出来ます。

1番峰選手側は、バインドの際に相手3番の頭が邪魔をして段差が出来ています。

あの位置に頭を入れられると、Scrumが内部から崩壊してしまうので気を付けたいですね。

ヒットもJapanが優勢でしたが、1番峰選手の左肩が先行して前に出てしまい、アーリーエンゲージを取られました。

膝が落ちている点からも、少し外側に弾かれてしまった事が分かります。

再戦でどこまで修正できるか楽しみです。

Best Scrum 34:20~

気になるBest Scrumは34:20~です。

America陣22m内、AmericaボールのScrumです。

1本目は間合いが合わず組み直しとなりました。

Japanの低さに対抗してAmericaも低くしていますが、頭だけが下がっており前のめりの体勢になっています。

そのため、間合いが詰まりやすくなり組み直しとなりました。

2本目は組み合った後、マイボールScrumなら押し切れそうな場面でしたが、そのままボールアウトとなりました。

HO谷口選手の肩の出し方が凄く上手で、両PRの肩が自身の脇に埋まらないようにしています。

強いて言うなら1番峰選手の立ち位置を半歩前にして、フロントローの肩のラインを揃えたかったですね。

バインドの段階で、相手HOから圧力を受けています。

その影響で3番北野選手との隙間が少し広がってしまった印象です。

組み合った後は問題なく組めていますが、セットアップの際の密着度を保てていたらより良いScrumを組めたのかなと考えてます。

それでもヒット時、バック5の伸びで優っており、優位に立てています。

その優位性を活かして圧力を掛けられています。

最後ボールアウトする前に、1時の方向へ圧力を集められていた事を考えると、押し切れそうな場面でした。

終わりに

本日は、太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2024 Japan vs Americaの試合を解説しました。

Sakura15の中で同年代である永井選手、古田選手の活躍を期待しています。

同い年の人が活躍してる姿はやっぱり刺激になりますね。

8月は菅平合宿の試合とSAKURA15、パシフィックネーションズカップの更新を予定しています。

Scrum Love Clubでは引き続き、JAPANの 超速ラグビーの要となるScrum研究に邁進していきます。

管理人としては、読者の皆さんがScrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

また良かったら拡散をお願いします。

本日もご覧頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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