試合結果
Japan 57-15 Canada
Japan 326kg / 906kg
Canada 343kg / 862kg
1st Scrum 1:53〜
Canada陣ゴール前5m、Japanポールのスクラムです。
Canadaが先に仕掛けたため、アーリーエンゲージの反則を取られました。
この試合のCanadaは、ブレーキフットも合わせて3回反則を取られており、スクラムに余程不安があるように見えました。
アメリカ戦でスクラムを押された事が、心理的に大きく影響しています。
どの書籍に書かれていたか忘れましたが、レスリングの試合で力が拮抗している場合、自己肯定感の高い選手の方が勝率が高い事が分かっています。
もしかすると、この時点でJapanのスクラムが優位だったかもしれませんね。
細かいセットアップが分からなかったので、映像以外の所を推測して見ました。
少しだけセットアップを見てみると、Japanは3番主導の形でした。
1番側は割れやすいので寄せる、3番側は前に出たいので真っ直ぐでした。
ロック・フランカーも含めて重さが揃うように配置されています。
その後のATの関係かも知れませんが、意識したら面白い点です。
Pickup Scrum 45:52〜
Japan陣10m付近、Canadaポールのスクラムです。
組み合った後、Japanが前に出るも横にスライドしていると判断され、反則を取られました。
イリーガルホイールだと思いますが、正確な反則名はレフリーに確認してください。
1st Scrumから間合い・スロット共に少しずつ変えてきて、このスクラムがハマれば良かったなと感じています。
Japanのセットアップは、1st Scrumと変わりません。
ただ、3番側が半歩後ろに下がっており、どちら側から出たいのか不明瞭でした。
全体的な低さは素晴らしく、Japanらしいスクラムです。
対してCanadaは、セットアップの段階から全体的に背中が丸くなっています。
夕方とはいえ8月の蒸し暑い気候、相当体力を削られている事が伺えます。
セットアップの時に丸いと、組み合った後も丸いままで、弱いスクラムになります。
組み合った後に背中を張るのは難しいので、相手の負荷が無いセットアップの段階から張りたい所です。
バック5も前に詰まっている印象を受けました。
敢えてこのセットアップにするなら、あと1歩前に詰めても良さそうです。
映像を見返すと、頭よりお尻が上がって、背中も丸くなっているため、自分の身体がコントロール出来ずにふらついています。
最初に胸を張る所だけでも意識すれば、格段に良いスクラムが組めます。
バインドは、Canadaが先手を取りました。
セットアップは窮屈だったものの、バインドで足を下げるため綺麗な姿勢を作っています。
Japanとしては、バインドで先手を取って、相手の姿勢をより崩したいですが、先に圧力を掛けられました。
ただ、自立は出来ていないので、ヒットで前に出にくい状態が続きます。
その結果、Japanがヒットで前に出る事が出来ました。
組み合った後、前に圧力を掛けますが、スクラム全体がレフリー側に流れてしまったため、Japanが反則を取られました。
Canadaは真っ直ぐ組んでいる(と判断された)、Japanは真っ直ぐ組まずに、横へずらしたと判断されています。
難しい部分で、レフリーによっては反則を貰える可能性があります。
完全にCanadaのスクラムを崩し切ってから、内側に流れたら反則を貰えました。
凄く惜しいスクラムでした。
Best Scrum 58:05〜
Canada陣22m内、Japanボールのスクラムです。
両PRが変わり、仕切り直して押し切りたい状況、Pickup Scrumの反省を活かして真っ直ぐ前に圧力を掛けました。
密着感も高く、Canadaのスクラムが崩れているので、反則を貰えています。
・Japan 1番がCanada 3番に対して真っ直ぐアプローチ出来ている
・Japan HOが左肩でCanada 3番の動くスペースを無くしている
・その状態で、Canada HOと3番の間にアプローチしている
・Japan 3番はCanada 1番とHOの間に対して真っ直ぐアプローチしている
フロントローの密着感も高く、バック5の膝の伸びも良かったため、ヒットで前に出る事が出来ました。
理想的な形でヒット出来ており、その後の展開を優位に進めるきっかけとなりました。
低く組むのは、2つのフェーズがあります。
1つ目は、セットアップからバインドまで。
2つ目は、組み合った後から押し切るまで。
この2フェーズを意識すると、低さの拘りが更に強くなります。
今回Japanは最後浮いてしまいましたが、終始低く組めていました。
反則を貰うまで、低さを保つ点を意識して組みたいですね。
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