Springboks Scrum考察(2025TRC)

テストマッチ
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1st Scrum 7人で押していた所は、意味分かんないです。笑
エンジンとなるNo.8不在であれだけ圧力掛けられると最高ですね。
以下、直近であったArgentine戦の考察になります。

・🇿🇦1番とHOで、🇦🇷3番を挟み込む形で圧力を掛けていた
・🇿🇦3番も🇦🇷HOに対して圧力を掛けている
結果として、🇦🇷3番の右足に圧力が集まり、後ろに下がりやすい。
・🇿🇦3番の左腕が逆手だったため、🇦🇷HOに対して下向きの圧力が掛かる
のかなと感じました。
バック5も膝を伸ばし切った状態から、沈んで更に伸びる事で相手を抑え込んだまま、押し切る事が出来ます。
これをするためには、シーソーと呼ばれる練習をして、伸びる・縮む動作を身体に染み込ませる必要がありそうです。

HO主導かなと思っていましたが、少し違いそうです。
押す主導はバックロー、特にNo.8の押しが重要になります。
No.8がロックを押す、フランカーとロックがフロントローを押す事で前に出て相手を崩し切る形です。
フロントローには、バック5の押しを相手に100%伝え切る姿勢と体幹が必要になります。
スクラムの教科書があったとしたら、そのまま載せたいぐらいスタンダードなスクラムだと言えます。


スクラムは、3番が前に出ると全体が前に動きます。
逆も然りです。
フロントローが交代してからは、🇿🇦1番がHOに寄りつつ、3番が外側に張って押すスタンダードなスクラムでした。
ただ、75分近くに🇦🇷が押してペナルティをとったスクラムは、🇿🇦が内側に入っているので、圧力を受けて崩したと考えてます。

気になるのは、Japanと11月に対戦する時、どこまで対抗出来るかですね。
フロントローの組合せにもよりますが、外に張り続けたら互角に組み合えそうです。
内側に流れちゃうと、スペースが無く、🇿🇦1番の餌食になるので。
Wallabiesは3番が内側へ入る傾向が強いので、毎回プレッシャーを受けていた記憶があります。
🇿🇦3番も重たくて、間にアプローチするので、Japanは密着しながら🇿🇦1番に圧力を集めたい所です。
割れたら確実に負けます。
あとは、HO勝負の所ですね。
内部から崩されると、Japanの密着感が無くなり、体重差で押し切られます。
上下にブラされる所で耐え切れるか、楽しみです。

理論の所は真似出来ますが、Springboksの強さがあってこそ出来てる部分もあるので、どこまで取り入れるかですね。
私は、高校生に対して🇿🇦1番の組み方を取り入れました。
スプリットで組む分、自分の身体が支えやすくなり、崩れる心配が薄れます。
姿勢が取れない選手の選択肢として、凄く有効的です。
勿論、スクエアの方が両足で蹴られるので、より前に出られると考えています。
この点は、私自身がやってみないと分かりません。

ざっとこんな感じです。
バック5の重さがあったり、選手自身の力も影響するので、参考程度に見てください。

ScrumLoveClub 石田恒平
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