リコーブラックラムズ東京 vs 東京サントリーサンゴリアス

BR東京
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試合結果

リコーブラックラムズ東京 15-29 東京サントリーサンゴリアス  

BR東京 328kg / 873kg

東京SG 330kg / 890kg

1st Scrum 02:32〜

東京SG陣10-22m、東京SGボールのスクラムです。

組み合った後、殆ど動かずボールアウトとなりました。

両チーム、リスクを取って前に出る意図が見られず、上手に組み合ったスクラムでした。

セットアップから見ていきます。

BR東京は、東京SG HOがセットした事を確認してからセットアップに入ります。

後手に回るリスクはありますが、スロットをズラされる可能性が低くなります。

セットする際に、東京SGとスロットが被っていたため、1/4歩左側へズラしました。

1番→3番の順番でバインド、特に1番側との密着を意識していました。

メンバー表を見ていない管理人が悪いのですが、肩の抜き方からBR東京1番を津村選手だと勘違いしていました。(正しくは西選手)

それぐらいセットアップが似ていました。

今回のBR東京のように、HOと立ち位置が揃えば相手3番のやり辛さを演出出来ると考えています。

バック5は真っ直ぐ、No.8のみ片膝を浮かせてセットしていました。

対して東京SGは、HOがセットしてから1歩後ろに下がりました。

下がった位置に両PRが合わせる形でバインドしています。

Japanの両PRがいる影響か、セットアップがJapanと似ていました。

ただ、3番竹内選手が仕切りに左肩を気にしており、左肩が上手く抜けていない事が分かります。

Japanのスクラムは、『3番が真っ直ぐ組める』事が凄く重視されているため、左肩が抜けない=身体が内側へ傾くので、気にしていたと考えています。

こちらもバック5は真っ直ぐ、ロックとフランカーが同じタイミングでフロントローに密着する形でした。

フロントローは後ろの事を見ていられないので、入るタイミングを合わせてくれる点は助かります。

タイミングを合わせた事で、綺麗な形でドッキングしました。

バインドからヒットまでは互角、間合いが近い事が影響して、ヒットの勢いは小さかったです。

Japanの時も気になりましたが、やはり東京SG 3番竹内選手が内側に傾いているように感じます。

今回は、左肩が上手く抜けていない事が影響したと考えています。

Best Scrum 19:08〜

東京SG陣22m上、BR東京ボールのスクラムです。

組み合った後、BR東京が前に出て圧力を掛けて反則を獲得しました。

一瞬止まったかのように感じましたが、BR東京がボールキープをした後更に圧力を掛けたため、スクラムが動きました。

セットアップは1st Scrumとほぼ同じでした。

HOの右足が見えないですが、東京SG 3番とBR東京 1番の立ち位置からすると、スロットがかぶっているように見えます。

1st Scrumの様子からすると、BR東京が被せたと考えています。(東京SGのセットアップでスロットを被せる意味がないため)

ヒットはBR東京優勢、特にHOと3番が前に出れており、1番側が着いてこれば面で前に出られました。

1番側も五分五分の状態なので、コントロール出来れば押し切れる状況です。

良かったのは、BR東京1番西選手がヒットした後に動かなかった点ですね。

ヒットで五分五分の時は、1番側が楽しようとして自身の左足を外側に流す事があります。

左足を外側に流す事で相手の圧力を受けない場所からアングル気味に組めるためです。

ただ、逃げた時点で組み合った後の圧力が逃げてしまうので、相手3番も体勢を立て直す余裕が生まれます。

今回の場合、組み合った後にBR東京1番西選手が外側から差し続けています。

だから、東京SG 3番竹内選手が立て直す余裕が生まれず、内側に傾いたまま押し切られました。

BR東京はパディー・ライアン選手を軸にスクラムを構築しているので、圧力が東京SG 1番小林選手に集中して耐えきれず下がりました。

JapanのPRだからと言って、スクラムが強い訳ではありません。

それでも、JapanのPRに対してしっかり組み勝ったBR東京は素晴らしいですね。

あとは、このスクラムを試合結果に繋げれるようにして欲しいです。

東京SGは、試合に勝ったもののスクラムだけ見ると厳しい状況が続きそうです。

セットアップは、日々改善が可能なので、良い形で組めるようにしたいですね。

『スクラムをシンプルに分かりやすく』

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