試合結果
New Zealand France
New Zealand 917kg
France 894kg
1st Scrum 01:00〜
France陣10m-22m、Franceボールのスクラムです。
組み合った後、スクラムが崩れましたが反則無くボールアウトとなりました。
セットアップから見ていきます。
両チーム、1番・HOは↗️、3番が真っ直ぐとフロントローの身体の向きが似ていたのが面白かったです。
France3番は、少し外側に張っていました。
Franceのスクラムは、オーソドックスな3番主導、対してNew ZealandはHOがコントロールしながら前に出る印象です。
また、組み合った後のバック5の膝を見てみると、伸びているFranceに対して固まっているNew Zealandの構図でした。
体重で劣る分、ヒットスピードで決め切りたかったFranceですが、New Zealandに耐えきられました。
むしろ、マイボールで無ければ、そのまま押し切られそうなスクラムです。
3番側が外側に張っていた事、そしてHOが左肩を使いながらNew Zealand 3番が内側に入ってくるのを抑えていた事が耐え切れた要因だと考えます。
HOが1vs1の勝負で負けていれば、Franceのコラプシングでしたが、しっかり耐え切りました。
両PRの勝敗が明らかなのに、上手く押し切れないスクラムはHOが上手くコントロールしています。
映像だけだと分かりにくい部分もあるので、HOの方に聞いてみてください。
Best Scrum 77:46〜
New Zealand陣22m内、New Zealandボールのスクラムです。
組み合った後、スクラムが捩れる形で崩れてFranceが反則を取られました。
レフリーのジェスチャーが見えませんでしたが、1番側のコラプシングかニーリングかなと思います。
このスクラム、セットアップの段階でNew Zealandが優位に立っていたように感じました。
お互いのフロントローがクラウチで頭を下げるのですが、首の取り合いの所でFranceのフロントローがズラされていました。
Franceとしては、スロットをズラさず外側に張りたいのですが、それだとNew Zealandとぶつかります。
そのため、取り合いの所で勝てばFrance優勢、そこで負ければ窮屈な体勢で組む事になります。
また、バック5のお尻が浮いていた事からヒットスピードで勝ちたい意図が伺えます。
実際、ヒットスピードは良かったものの、それを受けるフロントローの耐久性が高くなく、ヒットの段階で力が上向きになりました。
ここら辺凄く難しい部分で、フロントローに耐える力がないと、双方からの圧力で身体が折れ曲がってしまいます。
今回、Franceが前に出ようとすればするほど、フロントローが浮き上がってしまいまく。
New Zealandに潜られる上に、身体が捩れるため、スクラムが回転し崩れました。
スクラムは8人で組むものです。
ただ、前提として1人1人の基礎力があることを忘れてはいけません。
だから、亀であったり、姿勢のトレーニングがあります。
セットアップも凄く大事です。
そこと並行しながら、自身のトレーニングを積めるとより良いスクラムが組めるようになります。
もし、サポートが必要であればパーソナルコーチングも行うので、気軽に連絡ください。
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