試合結果
リコーブラックラムズ東京 32-28 三重ホンダヒート
BR東京 328kg / 881kg
三重H 329kg / 894kg
1st Scrum 01:38〜
BR東京陣ハーフライン付近、BR東京ボールのスクラムです。
組み合った後、三重Hが前に出ますが反則なくボールアウトとなりました。
BR東京は、ヒットのタイミングが合わず、個々で組んでいるように感じました。
セットアップから見て行きます。
BR東京は、HOが上体を挙げている所に両PRがバインドして肩を出しています。
1番側は肩を隠している/3番側は内側を向く形でした。
バック5は、両フランカーが角度をつけてセットしていました。
対して三重Hは、HOがセットしてから両PRをバインドしていました。
1番側の立ち位置は前節と同じ、3番側が前節と比べて1歩後ろでした。
フロントローの向きは、↗️↖️↖️でした。
BR東京 3番パディー・ライアン選手が強いので、2人で協力して抑えたい意図が考えられます。
それでも、立ち位置が1歩後ろになっている点は気になります。
バック5は、1番側のフランカーのみ角度をつけてセットしていました。
全体的に1番側へ寄っており、警戒している様子が伺えます。
組み合った後は、三重H3番側が前に出てスクラムが回転しました。
特段反則なくボールアウトです。
Best Scrum 39:05〜
三重H陣10-22m、三重Hボールのスクラムです。
組み合った後、三重H 1番側を軸に前に出ました。
ただ、反則が出る前にボールアウトしたので、アドバンテージはありません。
三重H 1番が前に出る際、内側である右足から前に出していました。
そうする事で、自身の身体が真っ直ぐ前に出て、スクラム全体が動きます。
1歩目が外側に割れてしまうと、自分だけ動いて、スクラムが動かない事が良くあります。
内側の足を前に出す事で、HOと密着しながら、スクラムも動かす事が出来ます。
1歩目真っ直ぐ出て、2歩目以降は少し外側にズラしながら前に出ました。
三重H 3番側がBR東京1番を抑えており、煽りの影響がありません。
3番側が負けていると、1番が前に出た時にスクラムが回転するため、組み直しになります。
1番主導で前に出る場合は、3番が真っ直ぐ組んでおきたいですね。
今回、BR東京が上手く組める場面もありました。
三重Hのスクラムは、3番の優劣が凄く重要になります。
3番が負けると、反則を取られるシーン(36:23〜)が見られました。
アンダーバインドだけど、3番が1歩前に出る形。
エースナンバー3番が輝くスクラムを見たいですね。
『スクラムをシンプルに分かりやすく』
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