本日のテーマ
本日は、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第6節 横浜キヤノンイーグルス vs コベルコ神戸スティーラーズの試合を解説していきます。
プレシーズンマッチでは大敗したコベルコ神戸スティーラーズでしたが、リベンジしましたね。
まだ調子に波がありますが、強い時のコベルコ神戸スティーラーズは見ていて面白いですね。
トレーニングスコットにも複数選出されており、良い選手が揃っている事がわかります。
対する横浜キヤノンイーグルスは怪我の影響でメンバーが入れ替わった状況だったため、勝ち切りたかったところです。
クロスボーダーマッチもあるため、勝ち切って後半戦に繋げて欲しいですね。
それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。
試合結果
コベルコ神戸スティーラーズ 31vs27 横浜キヤノンイーグルス
神戸S 340kg / 879kg
横浜E 325kg / 872kg
1st Scrum 10:07~
気になる1st Scrumは10:07~です。
ハーフライン上、横浜EボールのScrumです。
組み合った後、殆ど動かずボールアウトとなりました。
昨季は個々の強さを活かせず、Scrumで苦戦した神戸Sですが、セットアップを見たところ今季はしっかりと組み込んできた印象です。
HOを中心に8人が真っ直ぐ同じ方向を向いて纏っています。
フロントローの立ち位置も揃っており、綺麗なセットアップだったと考えています。
対する横浜Eは管理人の推し選手である岡部選手が怪我により欠場、リザーブに入っていた安選手がスタートメンバーに名前を連ねています。
その影響で横浜Eのフロントローが全員明治大学出身選手となりました。
世代が近いので、学生時代が懐かしくなったファンの方も多いのかなと感じています。
こちらも同様に8人が同じ方向を向いており、綺麗なセットアップでしたね。
ただ、3番側が少し後ろに下がっている印象を受けています。
バインド時には修正されているので、セットアップの段階から揃えられるとより良いScrumになったのかなと考えます。
バインドの際、後ろからの圧力が大きかった影響か神戸S側が前に移動しています。
反則を取られる程ではありませんが、少し勿体無い動きです。
お互い足を下げるので、圧力を掛けるタイミングや度合いによって自分の身体をコントロールする必要があります。
完全に自立したScrumを組めていると問題無いのですが、相手に体重を預けている場合は駆け引きで不利になります。
ヒットはほぼ互角、組み合った後は神戸Sが少し優勢でした。
神戸S3番側が横浜E1・2番の間を割れている上に、1番に対して上から圧力を掛けています。
1番は小柄な選手が多く、大きな3番から圧力を受けると厳しい状況になります。
映像だと見難いのですが、外側に弾かれているため左肩でどうにか耐えようとしています。
あのまま前に出てしまうと、余計に間を割られてしまうため、うまくコントロールしていたのかなと考えます。
やはり、具選手のScrumは強いですね。
トレーニングスコットには呼ばれていませんが、再招集の可能性は高いと考えてます。
Best Scrum 17:47~
気になるBest Scrumは17:47~です。
神戸S陣ゴール前5m、横浜EボールScrumです。
ヒットはほぼ互角、組み合った後横浜EがScrumを押し切りました。
久しぶりに見ました、STです！！！
学生レベルだと見れる事も多いのですが、LeagueOneで見られるとは思いませんでした。
神戸Sがシンビンで1人欠く状況、6番サウマキ選手を下げて17番高尾選手を投入した状況です。
メンバーが変わった影響により、1st Scrumと比べてセットアップに緩みが生まれました。
フロントローの密着度って本当大事で、HOを中心にどこまで纏まれるかで勝敗が決まると考えてます。
というのも、1st Scrumとは逆に横浜E3番側が神戸S1・2番の間を割る事が出来ています。
組み合った段階で横浜E3番側の身体が内側に動いており、神戸S1番側が半身外側に弾かれています。
この状況だと、どうしても左肩が前に出やすくなり、余計に間を割られやすくなります。
また、シンビンによりBKの選手が3番側フランカーの位置に入っており、いつもの押しを貰えなかった影響も考えられます。
ただ、先に横浜E側が頭を抜いており、ヘッドアップの可能性も気になります。
数歩前に出た状態だったため反則を取られなかったと推測しています。
このScrumで良かったなと思うのは、フロントローの体勢が崩れてもバック5が前に出続けた事です。
アドバンテージを獲得しており、無理して押す必要は無いのですが、押し切りました。
FW全員がゴール前5mのマイボールScrumの重要性を認識していたのかなと考えてます。
お知らせ
昨年横浜Eを退団した山本雄貴が個展を開催することになりました。
中学で出会ってから、かれこれ15年の付き合いになります。
彼の良さは自分のやりたい事をとことんやり切るところだと思います。
スパイクを脱いだ彼の現在の姿がどうなっているのか
興味のある方は覗いて見て下さい。
土日は本人も居るみたいです。
展示 NEW MOON
場所 PARLOR
〒206-0024 東京都多摩市諏訪1丁目9-4
日程 2024 2/1(Thu)〜2/29(Thu) 2/4 18時〜20時 opening party
終わりに
本日は、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 ディビジョン1 第6節 横浜キヤノンイーグルス vs コベルコ神戸スティーラーズの試合を解説しました。
今年のLeagueOneも混戦模様ですね。
埼玉WK、BL東京に追随するチームがどこなのか
引き続き楽しんでいきたいところです。
Scrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。
本日もご覧頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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