埼玉パナソニックワイルドナイツ vs コベルコ神戸スティーラーズ

LeagueOne
この記事は約3分で読めます。

試合結果

埼玉パナソニックワイルドナイツ 17-22 コベルコ神戸スティーラーズ

埼玉WK 336kg / 896kg

神戸S 326kg / 901kg

1st Scrum 0:32〜

センタースクラム、神戸Sボールです。

大雨が降る中、埼玉WKが珍しくkickoffのボールをダイレクトに出してしまいました。

組み合った後、動く事なくボールアウトとなりました。

両チーム綺麗なセットアップで、組み合った後も動かなかったので、書く事が見つかりません。

それは冗談として、神戸Sのセットアップに注目してみました。

埼玉WKのフロントローが一列に揃っているのに対して、神戸Sは3番具選手が半歩前にセットしています。

7番ソロモネ・フナキ選手も半歩前にセットしており、具選手を軸に前に出たい事が伺えました。

頭の置く位置も素晴らしいですね。

HOと1番がバインドしている境目を狙って頭を置いており、1番と真っ直ぐ組み合う位置にセットしています。

スクラムの構造上、3番は両肩に圧力が掛かります。

そのため、どちらか一方に圧力を傾ける傾向が強いです。

最近は、HO側に圧力を掛けるチームが増えてきましたが、敢えて1番側に圧力を掛けてきました。

左足は動かさず、右足も1歩分のみ下げるだけでした。

最初から前にセットする事で、バインドの段階でより優位に立てます。

センターラインを超えていた点は気になりますが、反則無かったのでそっとしておきます。

ヒットはほぼ互角、埼玉WKが低さで優っていたため、潜り込む形で前に出ました。

潜り込まれても安定して組める神戸Sの強さ、バインドで圧力を受けても安定して組める埼玉WKの強さが分かるスクラムでした。

Best Scrum 5:09〜

埼玉WK陣ゴール前5m、埼玉WKボールのスクラムです。

組み合った後、神戸Sがプレッシャーを掛けました。

3番外張りの綺麗なスクラム、これだけで何時間でも喋れるぐらい大好きな形です。

埼玉WKは1st Scrumと比べて、よりコンパクトにセットしていました。

1番クレイグ・ミラー選手は、左足を寄せて小さく組む事を意識しています。

対して神戸Sは、1st Scrumと変わらず3番側に圧力を集めるセットアップでした。

推測になりますが、埼玉WKのフロントローに対して被るようにセットしています。

そうする事で、FW8人の勝負から1vs1の勝負に持込みやすくなります。

埼玉WKの塊を分断して組む方が、都合が良い考えられます。

セットアップからバインドまで両チーム殆ど動きがありません。

動きがあるのは画面手前側、埼玉WK 1番が圧力を受けて下がる・神戸S 3番が右足を下げるだけでした。

スクラムを芸術と考えると、これ程綺麗な動きは中々見れません。

組み合った後は、予想通り神戸Sが3番主導で前に圧力を掛けました。

スクラムをより好きになったキッカケをくれた具選手の復活が凄く嬉しかったです。

この試合も、怪我で途中交代しているので、オフしっかりケアして万全な姿を見たいですね。

ScrumLoveClubでは、スクラムを鍛えたい・基礎を教えて欲しい選手・コーチのサポートをしております。

オンライン(パーソナル・チーム)・スポットコーチング受付中です。

ScrumReviewを読んで、興味が出てきた方がいれば気軽に連絡ください。

Scrumが分かれば、ラグビーはもっと楽しくなります。

読者の皆さんがScrumを理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

引き続きScrum Love Club及び管理人を宜しくお願い致します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました