試合結果
関西学院大学 0-41 天理大学
関西学院大学 315kg / 823kg
天理大学 316kg / 828kg
1st Scrum 2:02〜
天理大学陣22m内、天理大学ボールのスクラムです。
2本の組み直しの後、3本目に関西学院大学がアーリーエンゲージの反則を取られました。
両チームの組みたいスクラムが噛み合わず、組み直し回数が増えたと考えています。
天理大学はセットアップの段階からスロットを半歩左側へズラして、相手の居ない位置に身体を置く事で、圧力を軽減しながら前に出る形です。
対して関西学院大学は、1番↗️HO↗️3番⬆️の外張りのスクラムなので、組み合った時にスクラムが流れやすくなります。
その上、関西学院大学1番がアングル気味に組むため、天理大学3番とマトモに組み合えていなかったかなと感じました。
その後、レフリーからお互い真っ直ぐ組むように指摘が入っており、修正されていました。
拘りが強すぎると、スクラムが成立しないよなと見ていて思いました。
拘るからこそ、スクラムは面白いので、スクラム好きな管理人としてはなんとも言えないスクラムでした。
Best Scrum 80:21〜
天理大学陣ゴール前5m、関西学院大学ボールのスクラムです。
組み合った後、天理大学が 下から突き上げる形で圧力をかけて、お神輿状態になったため、関西学院大学がコラプシングの反則を取られました。
このスクラム判定が分かれる部分ですが、今回は負けた側が反則を取られましたね。
スクラムは真っ直ぐ押すというのがルールなので、(意図的であるかどうかはさておき)相手を持ち上げる行為は反則になります。
ただ、スクラムで勝っている選手は、お神輿状態にはなりません。
これが難しい所で、今回のように1番の膝が地面に擦れるぐらいの低さで組んでいる場合に、お神輿が発生します。
なので、低く組めば組むほど、お神輿の可能性が高まります。
今回は、組み合った後にお互いのフロントローが剃り上がった結果ですが、悩ましいスクラムでした。
それでも、天理大学はこのスクラムでペナルティを獲得して、ここまで4戦全勝している関西学院大学をシャットアウトしました。
出場自体危ぶまれ、摂南大学戦は拮抗した試合でしたが、チームが仕上がってきた印象です。
大学選手権は確定しているので、近畿大学に勝って、京都産業大学との優勝争いに臨んで欲しいですね。
関西学院大学は、ゴール前チャンスが複数回あり、その度に取りきれずノートライとなりました。
1st Scrum、Best Scrumいずれも関西学院大学が反則を取られていますが、スクラムに関しては良い形で組み合えていた印象です。
あとは、スクラムで取ったペナルティをどう得点に結びつけるかが課題かなと考えています。
繰り返しになりますが、スクラムは得点チャンスを作れますが、得点は生み出せません。
スクラムでペナルティを取る事が入り口としたら、その後どう得点に結びつけるかという出口戦略はしっかり考えておきたいですね。
次戦の結果次第で大学選手権が確定するので、京都産業大学は張り切っていきたいですね。
『スクラムをシンプルに分かりやすく』
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