試合結果
Japan 29-21 Spain
Japan 260kg / 644kg
Spain 248kg / 643kg
↓女子ラグビーワールドカップ2025 イングランド大会🏴登録メンバー
1st Scrum 02:15〜
Spain陣10-22m、Japanボールのスクラムです。
組み合った後、スクラムが崩れて、Spainがコラプシングの反則を取られました。
管理人は、このスクラムみて、この試合勝てると確信しました。(結果知ってるから)
セットアップから見ていきましょう。
HO公家選手がセットした位置に、両PRがセットする形でした。
バインドの順番は、3番→1番であり、3番北野選手側の密着を意識しています。
フロントローの上半身の密着を意識しながら、トイメンの相手と被る位置に頭を置きました。
3番北野選手が、左足を半歩外側へ動かした事から外張りで圧力を掛けたいのかなと推測しました。
ロックが頭を入れる際に、ロックからフロントローへ声を掛けるシーンが見られて、凄く良い取り組みでしたね。
フロントローは前を向いているので、いつロックが頭を入れるか分かれば、そのタイミングで隙間を開けることが出来ます。
ロックの頭の位置で、フロントローの密着感や押しやすさが変わるため、細かいですが意識したい点です。
映像を見返して分かった事ですが、先にJapanがセットしているため、それを嫌がったSpainが一歩下がってからクラウチしています。
スクラムは0地点をいかに越えるか、押し切れるかが勝負の分かれ目です。
Spainの場合は、その勝負に最初から不利な状況を自分達で作っています。
その上、ヒットスピードもJapanが優勢でした。
結果的に、組んだ瞬間から後ろに下がる事となり、崩れたためコラプシングの反則を取られました。
Japanは幸先の良いスタート、1st Scrumから反則を貰える事は少ないので、凄く良かったですね。
体重差が同じ相手なら、スクラムで優位に立てるまで進化しています。
この進化の歩みを止めずに、チーム解散後も積み上げて欲しいですね。
Best Scrum 05:31〜
Spain陣22m内、Japanボールのスクラムです。
安定したボールアウトの後、BK展開により先制点を獲得しました。
セットアップは1st Scrum同様でした。
半歩左側へ傾いているように感じますが、映像が途切れてしまい分かりません。
今回注目したいのは、ヒットの連動性です。
映像を見て頂くと、フロントローからバック5まで同じタイミングで前に出る事が出来ていますよね。
ここまで綺麗に揃うスクラムはあまり無くって、積み上げてきた事が伺えるシーンでした。
フロントローが前に出ても、バック5が付いてこなければ、相手フロントローの壁に跳ね返るだけです。
ヒットで前に出て、その後盛り返されるスクラムを見た事ありませんか?
バック5の重さも重要ですが、それ以上に圧力を詰められるかが大事です。
大会前から綺麗なスクラムを組んでいましたが、最終戦でもしっかり見せてくれました。
残念ながら、大会の目標としていたBest8には届きませんでした。
結果が求められるプロの世界なので、ここは厳しい目が向けられるのかなと感じます。
でもその反面、この3年間積み上げてきた成果は3戦通して発揮されたのでは無いでしょうか?
特に、スクラム・ラインアウトモールといった時間が掛かる分野で、世界と戦える事を証明してくれました。
特に、スクラムは100%ボール出せていましたよね。
これから女子ラグビーの15人制シーズンが始まります。
関東はOTOWAカップ 関東女子ラグビーフットボール大会、関西は女子ラグビーフットボール関西大会が開催され、上位2チームが全国女子ラグビーフットボール選手権大会で対戦します。
単独で出られるのが関東・関西合わせて8チームです。
7人制と比べると、合同チームが多いですね。
今後、女子15人制を強化するなら、国内の15人制の試合を増やすか、アジア圏も含めた大会をするかなのかなと考えてます。
今回の代表の躍進が、今後どう影響してくるか楽しみにしています。
サクラフィフティーン選手・スタッフの皆様、大変お疲れ様でした。
ワクワクするスクラム・ラインアウトモールをありがとうございました。
ScrumLoveClubでは、オンライン・スポットコーチング受付中です。
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日頃からScrumLoveClubをご覧頂きありがとうございます。
今後も精力的に活動しますので、引き続き宜しくお願い致します。
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