BR東京 vs S東京ベイ

BR東京
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本日のテーマ

本日は、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1第6節 リコーブラックラムズ東京 vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイの試合を解説していきます。

言葉の通り、最後の最後まで楽しめる試合でした。

BR東京はあと一歩及ばず、敗退する結果となりました。

セットプレーは安定してましたし、持ち前のAT力を発揮して得点を重ねる事が出来ています。

ラックを作って時間を潰す選択肢自体は問題無いのですが、残ってた時間が少し多かったですね。

S東京ベイは接戦を制して、Best4進出に望みを繋ぎました。

前回王者がここまで苦戦するシーズンは珍しいと思うので、今後の巻き返しに期待します。

それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。

試合結果

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 18vs17 リコーブラックラムズ東京

BR東京 320kg / 884kg

S東京ベイ 322kg / 874kg

1st Scrum 1:30~

気になる1st Scrumは1:30~です。

BR東京陣10m-22m、BR東京ボールのScrumです。

重量級FWのイメージが強いS東京ベイですが、今回は10kg劣るメンバーとなっています。

セットアップは、BR東京が先にセットしました。

昨季はセットプレーでプレッシャーを受ける場面多かったですが、今季は非常に安定しています。

武井選手が戻ってきた影響もあり、選手層に厚みが出てきたのかなと考えています。

また、帝京大学のような扇の形にセットしており、組み込んできた事が分かります。

バインドの際、右足をもう少し内側に折り畳んでも良かったのかなと考えています。

対するS東京ベイは、今季加入のデイン・コールズ選手を中心にまとまりのあるセットアップでした。

マークス選手と比べて小柄なため、海士選手や紙森選手にとっては組みやすいHOなのかなと推測しています。

何度もお伝えしていますが、Scrumは8人で組むものです。

特に、フロントローの相性はScrumに大きく影響します。

両チーム、バック5の姿勢も非常に綺麗ですね。

ヒットは互角、組み合ったあと重さで勝るBR東京が少し前に出る結果となりました。

やっぱりバック5の重さは大事ですね。

特に、ロックの押しが強いとフロントローも前に出やすくなります。

良い姿勢を保って、後ろから良い押しを貰えると自然と前に出る事が出来ます。

また、BR東京3番側がS東京ベイの1・2番の間に入れており、前に出る事でまとまりを分断する事が出来ています。

押し切るところまではいきませんでしたが、マイボールScrumを安定して組めたのかなと考えてます。

Best Scrum 62:49~

気になるBest Scrumは62:49~です。

S東京ベイ陣10m-22m、S東京ベイボールのScrumです。

BR東京5点リードで迎えた状況、両チームフロントローが変わっており、仕切り直しのScrumです。

組み合った後、BR東京1番側が外側に逃げるような形で前に出てしまったため、アングルの反則を取られました。

両チーム共にメンバーが変わっても綺麗なセットアップですね。

バインドの時も動き幅が小さく、非常に綺麗なセットアップでした。

ヒットは互角です。

ただ、組み合った段階でBR東京1番側が少し外側に流れている印象です。

バインドで足を下げる際にS東京ベイ側が少し内側にズレているのに対して、BR東京が真っ直ぐ足を下げています。

これ自体は問題ないのですが、組み合った後に圧力が無い左肩から前に出てしまいました。

1番の選手が左肩から出てしまうと身体が傾いて、1時の方向に向くことになります。

S東京ベイ3番側の体勢を崩せて居たなら良いのですが、組み合った時と変わらず真っ直ぐのままでした。

むしろ、S東京ベイ側が組み合った後に膝を低く沈めており、BR東京1番側は下向きの圧力を受けて居たのかなと考えられます。

腕の絞り方や圧力の掛け方は色々ありますが、膝を低くして上から圧力を掛けるのが1番シンプルで強いです。

これが出来る才田選手はやはり凄いですね。

大学時代の後輩にも1人出来る子が居ましたが、物凄く良い選手でした。

ポジション争いは激しいと思いますが、次節以降のメンバー入りが楽しみです。

終わりに

本日は、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 D1第6節 リコーブラックラムズ東京 vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイの試合を解説しました。

2月は初の試みであるクロスボーダーマッチが開催されます。

LeagueOneのレベルを測る良い機会です。

対戦する4チーム全てが勝てる事を期待しています。

Scrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

本日もご覧頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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