Japan vs Australia

日本代表
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試合結果

Japan 15-19 Australia

Japan 334kg / 899kg

Australia 360kg / 942kg

1st Scrum 4:07〜

Australia陣10m付近、Japanボールのスクラムです。

1本目は間合いが合わず組み直し、2本目は組み合った後に少し動きましたが、反則なくボールアウトとなりました。

体重差を考えると、Japanは間合いを近くして組みたいですが、敢えて遠くセットしたのかなと考えています。

そのため、1本目はAustraliaのフロントローが伸びて間合いを詰めたため、組み直しとなりました。

2本目は、1本目と比べて1歩分間合いが狭くなりました。

上からの映像を見てみると、Japan 1番↗️HO↗️3番⬆️にセットしている事が分かります。

また、バック5は7番のみ外側に角度をつけてセットしていますが、他は真っ直ぐセットしていました。

1番小林選手が、アングル気味にセットしているためです。

頭よりお尻が外側にあるため、更に外側へ動かないように抑える役目を担っています。

右肩が埋まっているので、あと肩一個分前に出しても面白いかなと考えています。

3番側は身長差の関係から、3番竹内選手の肩が前に出る形でした。

HOの脇から肩が出て、身体が真っ直ぐ出来ているため、良いセットアップでした。

対してAustraliaは、1番↗️HO⬆️3番↖️の形でした。

JapanのHOへ両サイドから圧力を集めたいのか、Japanの3番を警戒しているのかなと推測しています。

バインド時に、Australia 3番が↗️へ圧力の方向を変えており、Japanのフロントローを分断したかった事が分かりました。

管理人の推測が間違っていましたね。

また、Australia 1番はセットアップの角度のまま圧力を掛けており、Japan 3番の身体が少し内側へ傾いています。

バインドした後に足を下げるのですが、身体の位置と右足の位置が離れています。

狙いたい場所は狙えているのですが、前に出る際に身体が傾きやすい位置関係でした。

ヒット後は、HOのみJapan優勢、1番・3番はAustraliaがやりたいように組んでいた感覚でした。

Australia 1番が外側から刺してくるのは、TRC2025でも見られた傾向です。

劣勢の中、組み合ってから3秒キープ出来たため、クリーンにボールアウト出来ました。

34:26〜のように、Japan 3番側へ寄りながら前に出れば、圧力を掛けられます。

上からの映像があり、違いが分かりやすいです。

Best Scrum 59:49〜

Australia陣22m内、Japanボールのスクラムです。

今回も上からの映像があるので、身体の向きを見ていきます。

1st Scrum比較して、Japanは身体の向きを↗️に揃えてきました。

組み合った感覚から、オーソドックスな外張りのスクラムを選択しています。

スロットも、相手と頭が半分被る位置にセットしていました。

逆に、間合いは1歩遠くしています。

バック5は、両フランカーのセット位置が変わっていましたね。

その後のATに備えるためだと思われます。

バインドでAustraliaが伸びてきた上、左側へ頭をズラしてバインドしてきました。

Japanが被る位置にセットしている事、間合いを遠くした事が影響しています。

今回のように、先にセットしておく事で、自分達が置きたい位置に頭を置ける/相手を誘いたい位置に誘える事が出来ます。

組み合う直前のフロントローを見ても、密着感の差が大きいです。

特に、Australia 1番側が1歩左後ろに下がっているので、段差が出来ています。

ヒットは互角でした。

組み合った後、Japan 3番がAustralia 1番に外から刺されていますが、段差がある所に身体を入れて立て直しています。

1番側は、HOと協力しながらAustralia 3番が内側に入らないようにしています。

左肩が前に出ていますが、無理に前に出ようとせず、HOに寄りながら圧力を掛けています。

JapanとAustraliaの身体の向きが揃っており、圧力がJapan 3番/Australia 1番側に集まります。

Japan 3番は身体を真っ直ぐ出来ているため、時間を掛ければ前に出られる状況でした。

1番側が付いてきてないので、反則を取るのは難しいですが、Australia側が先に顔を上げるほど圧力が掛かっていました。

60:16〜の段階でスクラムからボールが外側に出ているので、反則なくプレーが継続されると考えられます。

この試合、全体通してJapanが優勢でした。

次の南アフリカ戦、相手がどのようなメンバーで来るか分かりません。

どのメンバーであれ、Springboksに変わりはないので、2019

熱いスクラムバトル期待しています。

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