京都産業大学 vs 明治大学

大学ラグビー
この記事は約4分で読めます。

本日のテーマ

本日は、大学ラグビー 菅平合宿 2024 練習試合 京都産業大学 vs 明治大学の試合を解説していきます。

管理人大好き京都産業大学と関東の重戦車明治大学の1戦でした。

前半は明治大学のペースでしたが、後半に京都産業大学が追い上げました。

ただ、前半からセットプレーが安定せず、試合を引っくり返す起点とはなりませんでした。

明治大学は筑波大学、天理大学、帝京大学と僅差で敗れており、関西王者京都産業大学に勝てた点は対抗戦に繋がる結果だったかなと感じます。

それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。

試合結果

京都産業大学 31-48 明治大学

京都産業大学 322kg / 831kg

明治大学 330kg / 856kg

1st Scrum 2:28~

気になる1st Scrumは2:28~です。

京都産業大学陣ゴール前5m、京都産業大学ボールのScrumです。

数本組み直ししましたが、間合いが合わず明治大学がアーリーエンゲージの反則を取られました。

京都産業大学のセットアップは、3番の肩がHOの上に来るオーバーハンドの形になります。

前に出ている分だけ、通常のセットアップと比べると、どうしても相手1番と間合いが近くなります。

また、HOの選手が小柄で、3番の選手が大柄な場合が多いです。

そのため、HOがセットした位置からすると、2歩分前にいる感覚になります。

管理人は実際に組んだ事ないので分かりませんが、目の前で見た感想はやり辛いの一言です。

勿論、オーバーハンドのScrumのデメリット(3番が孤立しやすい、1番が負けた時の反動が大きい)は有ります。

もし、強い3番がいる場合は、そのデメリットを踏まえても試す価値があるセットアップです。

春シーズンは川口選手が先発で出ていましたが、夏合宿中は見かける機会が有りませんでした。

怪我等の影響があると思いますが、開幕戦までに間に合わせて欲しいですね。

明治大学としては、重さで勝るとはいえ、相手の土俵では組みたくないので、複数回組み直しする結果となりました。

反則を取られる前のScrumを見ると、優位な重さを最大限活かそうとバインドの段階でScrum全体が前へ動いています。

自分達のセットアップに拘るものの、心理的な不安から前のめりになってしまったのかなと考えます。

まともに組み合えば互角に勝負出来るので、少し勿体無かったです。

Best Scrum 12:49~

気になるBest Scrumは12:49~です。

京都産業大学陣22m上、京都産業大学ボールのScrumです。

組み合った後、明治大学1番檜山選手を主導に前に出てT.Oしました。

全体を通して明治大学が優勢だったのですが、このScrumから調子を上げていった印象です。

明治大学のセットアップを見ると、前の天理大学線と比べて、HO 西野選手が前にセットしている印象を受けました。

先程も解説した通り、オーバーハンドのセットアップの場合、3番側が前に出ています。

裏を返せば、HOと前後で段差が出来ている証拠です。

明治大学としてはその段差に圧力を掛ける事でScrumをコントロールしたい思惑が伺えます。

間合いも1st Scrumと比べると、少し狭い印象を受けました。

殆ど組み合った状態であり、組む前の姿勢は両チームともに綺麗だったので、結果として重さで勝る明治大学が優勢です。

組み合った後は、Scrum全体が画面手前側に流れています。

明治大学のバック5の動きを見ていると、意図的に内側へScrumを動かしたのかなと考えられます。

どこまで意図的に運んでいるか分かりませんが、良い位置に身体を入れています。

組み込んできたScrumがどこまで花開くか、秋シーズンが楽しみです。

京都産業大学としては、本来前に出たい3番側が上手く出れず、Scrum全体が大きく後ろに下がってしまいました。

去年も同じような形で天理大学に組み負けるシーンがあり、何とか集計して欲しいですね。

春シーズンは欠場している川口選手を筆頭に、圧倒的な強さを見せてくれました。

エースナンバー3番が輝く試合を期待しています。

終わりに

本日は、大学ラグビー 菅平合宿 2024 練習試合 京都産業大学 vs 明治大学の試合を解説しました。

LeagueOneの日程も発表されて、いよいよ週末ラグビーのシーズンが近づいてきました。

今年はどの大学、どのチームが優勝するのか楽しみです。

管理人としては、読者の皆さんがScrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

また良かったら拡散をお願いします。

本日もご覧頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました