Springboks🇿🇦 vs Wales🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿

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本日のテーマ

本日は、Springboks🇿🇦 vs Wales🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿の試合を解説していきます。

W杯2連覇中で世界ランキング1位の南アフリカとSix Nations全敗で迎えたWalesの一戦です。

南アフリカのFWはやはり強いですね。

セットピースの強さ、コンタクト強度の高さは目を見張るものがありますね。

対するWalesは終始劣勢に持ち込まれた印象です。

それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。

試合結果

Wales 13-41 Springboks

Wales 347kg / 894kg

Springboks 354kg / 904kg

J SPORTS ラグビー【公式】より

1st Scrum 8:37~

気になる1st Scrumは8:37~です。

ハーフライン付近Wales陣、SpringboksボールScrumです。

Walesのセットアップは両ロックが片膝を上げてセットしていましたね。

それも物凄くコンパクトにセットしており、少し窮屈な印象を受けました。

両フランカーは相手に対して真っ直ぐセットしています。

フロントローの立ち位置が揃っており、綺麗なセットアップでした。

対するSpringboksは、1番OX NCHE選手が半歩後ろに下がってセットしています。

HO MALCOLM MARX選手と比べて16㎝身長差があり、無理やり合わせるよりも両選手の組みやすさを優先したセットアップでしたね。

しかも、1番OX NCHE選手はスプリットでセットしており、セットアップの段階から1時の方向に角度を付けています。

バインドは互角でした。

Wales3番HENRY THOMAS選手が圧力を掛けようとしていますが、Springboks1番OX NCHE選手はバインド時に足を下げない為、影響幅が小さく終わりました。

ヒットはSpringboksが優勢でした。

なぜこの体勢からヒットで前に出られるか全く分かりませんが、Springboks 1番OX NCHE選手が真っ直ぐ前に出ました。

日本の多くの選手は、バインド時に両足を揃えてヒットする事を教え込まれています。

管理人も選手時代にそう教わり、コーチになってからも基本的にそのように指導しています。

このヒットの映像を見ていると、今後どのように指導するか悩ましくなります。

OX NCHE選手の良いところはヒットしてから左足が外側に流れ無い事です。

そうすればお尻が割れずにアングルを取られる可能性を低く出来ます。

今回もヒットしてから相手を内側に押し込み、自身は真っ直ぐ前に足を踏み出しています。

下から上に突き上げるように左肩を使っているため、Wales3番HENRY THOMAS選手の身体全体が浮かされており、肘が天井を向いています。

外側に対する圧力が掛けられず、自由な状態にさせてしまいましたね。

(114kgありますが)小柄な体格を活かしたコンパクトなScrumでした。

ですが、身長が同じぐらいの選手は見習える部分が多いです。

また、上からの映像を見てみるとSpringboksのフロントローは同じ方向を向いているのですが、Walesは槍のようにお互いが違う方向を向いています。

そして、ある程度時計回りに回転した後、HO MALCOLM MARX選手が左側にアングルチェンジをしています。

このScrumには、たくさんの技術が詰まっています。

これが出来るなら、スプリットのまま組み合うセットアップを取り入れても良いのかなと感じました。

管理人も現役時代に左足を半歩前にして組んでいた時期がありましたが、あまり上手くいかなかった記憶があります。

だからこそ、このScrumをより深く研究していきます。

Best Scrum 39:57~

気になるBest Scrumは39:57~です。

Springboks陣22m付近、SpringboksボールScrumです。

Walesが1点差を追う状況、前半耐え忍んで後半に繋げたかった状況です。

1st Scrum同様に、組み合った後Springboks1番OX NCHE選手が先行して前に出ました。

その結果、Wales3番HENRY THOMAS選手が圧力に負けて顔を上げたため、ヘッドアップの反則を取られました。

実は、この前のScrumで1本、後半にも1本アングルの反則を取られています。

確かにそのScrumは角度が付き過ぎたのですが、今回は綺麗な形で外側から圧力を掛けられています。

セットアップの段階では、Walesの方が低くセット出来ています。

ただ、ヒットした瞬間はSpringboksの方が低くなっており、上半身を沈めるヒットが出来ている事が分かります。

セットアップの低さも大事なのですが、1番重要なのはヒットした際の低さと姿勢です。

その時にどんな状態になれるか、その後が大きく変わるため意識して欲しい点ですね。

映像を確認するとSpringboks1番OX NCHE選手の足裏が地面に全部ついており、足首の柔らかさに驚かされます。

この低さで組める上に、地面を踏み締める足首の柔らかさがあります。

JAPANといつか対戦する事を考えると、物凄く恐怖を感じました。

また、バック5の姿勢を見るとしっかりと膝を伸ばし切っている事が分かります。

総体重で10kg優っており、前に対する圧力は相当強いですね。

このScrumを止められるチームがあるのか、これからのテストマッチが楽しみです。

終わりに

本日は、Springboks🇿🇦 vs Wales🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿の試合を解説しました。

今年のSpringboksも強いですね。

自慢のScrumを研究していきたいところです。

管理人としては、読者の皆さんがScrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

また良かったら拡散をお願いします。

本日もご覧頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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