S東京ベイ vs 相模原DB

LeagueOne
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本日のテーマ

本日は、LeagueOneプレシーズンマッチ S東京ベイ vs 相模原DBの試合を解説していきます。

開幕まであと1ヶ月となったLeagueOne、開幕戦に向けた各チームの仕上がりが分かる一戦となっています。

昨シーズン初優勝を果たしたS東京ベイと飛躍の年となった相模原DBの一戦でした。

今年は昨年以上の成績を残せるか楽しみです。

それでは、試合結果・1st Scrum・Best Scrumを見ていきましょう。

試合結果

S東京ベイ 43vs19 相模原DB

1st Scrum 01:10~

気になる1st Scrumは01:10~です。

ハーフライン付近、S東京ベイボールのScrumです。

コンパクトに肩を出す相模原DBに対して、S東京ベイはしっかりと肩を抜いてフロントローのラインを揃えてきました。

これはどちらが優れているとかでは無くて、自分達の強み(体格、体重など)を理解した上のセットアップです。

相模原DBは他と比べると小柄な選手が多いので、8人が固まる必要があります。

日本が海外のチームと組む時と同じ状況ですね。

対するS東京ベイは、体格が大きいFWを揃えた重戦車軍団です。

そのため、コンパクトに縮こまるよりは1人1人が自立した状態で組んだ方が強いです。

そんな特徴あるセットアップの中で、S東京ベイHO杉本選手の肩甲骨の柔軟性が非常に良かったですね。

肩甲骨を寄せる事で、胸を張りやすくなり、相手に圧力を掛ける事が出来ます。

また、味方同士の密着度も上がります。

昨季は南アフリカ🇿🇦HOマルコム・マークス選手、今季はNZ🇳🇿HOデイン・コールズ選手とポジション争いを行います。

新旧の Scrum KINGを誰が扱うのか、ベテラン同士のポジション争いに若い選手が食い込めるか楽しみです。

セットアップは体格で不利な相模原DBが先にセットしました。

昨季はセットプレーの部分で苦しんだため、今季の飛躍に向けて改善してきた印象です。

S東京ベイも少し遅れてセットしましたが、8人が組める体勢を整えており、非常に綺麗なセットアップでした。

特に、3番北川選手の手を置く位置が非常に良かったですね。

あの位置にあると、相手よりも早くバインドを取る事が出来るため、プレッシャーを掛けやすくなります。

今回はバインドで少し乗せすぎたのか、右足で調整する結果となりました。

映像を見る限り、外側に腕を張っているため、真っ直ぐ張るよりも身体を支えるのが難しくなります。

ヒットはほぼ互角でしたね。

S東京ベイ側は足を調整する際に、足が少し外側へ移動した影響で、組み合った後身体が内側に流れ込みました。

相模原DB側が先にセットして、まとまった事により体格差があっても互角に組みました。

先にセットする事で、自分達がセットしたい位置を確保出来るので、相手にとっては物凄く嫌です。

今回は、相模原DB側のブレーキフットがなく、前に圧力が掛かったため、アーリープッシュの反則となりました。

ヒットは互角と言ったのですが、セットアップからバインドの時に3番側が少し後ろに下がってしまったのかなと感じています。

また、Scrum全体が内側へ流れたため、変な圧力を受けた可能性も考えられます。

Best Scrum 47:51~

気になるBest Scrumは47:51~です。

相模原DB陣10m-22m、S東京ベイボールのScrumです。

1本目は間合いが合わず組み直しとなりました。

バインドしてプレッシャーを掛けるタイミングとフロントローが足を下げるタイミングが重なり、力関係が釣り合いませんでした。

1st Scrumと違い、S東京ベイが先にセットしましたね。

体格差をより活かすために、自分達が先に良い位置を確保したかったのかなと感じています。

バック5が既にセットした状態からフロントローとドッキングすると言う少し変わったセットアップを見せてくれました。

メリットとしては、フロントローが動かないため、横のセットアップがズレにくくなります。

また、バック5も足を左右に動かさないのでフロントローが押して欲しい位置に最初から肩を合わせる事が出来ます。

取り入れた事ないセットアップですが、上手くいけば強いのかなと感じています。

2本目は、3番北川選手を筆頭にS東京ベイがヒットで前に出ました。

1番紙森選手側も優位だったため、杉本選手が上手くコントロールして、ペナルティを獲得しました。

S東京ベイがヒットで前に出られた理由としては、S東京ベイが1番側しか足を下げていないのに対して、相模原DBが3番→7番→No.8の順番で足を下げました。

足を下げる事自体は問題無いのですが、前から順番に下げると Scrum全体が後ろに下がります。

ヒットはお互いの真ん中の地点、0地点を越えられるかどうかで勝敗が決まります。

そのため、スタート地点を後ろに下げてしまうと、ヒットで有利になる確率は非常に低くなります。

ヒットで負けている状況から盛り返すのは相当な力が必要です。

体格差で不利な立場の相模原DBがセットも後手・バインドでも Scrum全体下げてしまったため、組み合った後電車道のように押されました。

1st Scrumが良かっただけに勿体無い Scrumでしたね。

今季も台風の目となれるか、相模原DBの躍進に期待が掛かります。

S東京ベイは連覇を目指して、更に高みを目指して欲しいですね。

終わりに

本日は、LeagueOneプレシーズンマッチ S東京ベイ vs 相模原DBの試合を解説しました。

LeagueOneも開幕に向けた試合が始まりましたね。

プレシーズンマッチも配信してくれるJ sportsに感謝します。

年末年始はラグビー三昧に出来るように、今から良い準備をしていきたいですね。

Scrumをもっと理解して、ラグビー観戦がもっと楽しくなるように発信していきます。

本日もご覧頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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